日本最大級のお城の祭典「お城EXPO2025」に出展しました!

お城

 こんにちは、今年最後の島外イベント「お城EXPO2025」(12/20-21)と島内イベント「対馬楽フィールドワーク・オヒデリ様神事」(12/27)を終えたエヌです。
 今回はまず横浜で開催された「お城EXPO」の様子を振り返ります!

お城EXPO2025とは?

 お城EXPOは、毎年12月下旬に横浜で開催される、日本最大級のお城の祭典です。
 専門家による講演・セミナーが開催され、全国のお城関係者(お城の運営管理団体、観光協会、自治体、書籍やグッズ販売事業者など)が出展し、有料イベントにもかかわらず、例年2日間で2万人ほどのお城愛好者が集います。
 10周年を迎えた今年は137団体が出展し、2日間の来城(場)者数は23,017人(昨年20,754人)で、過去最高の盛り上がりを見せました。

開催概要

名称 お城EXPO 2025
会期
 2025年12月20日(土)9:30~18:30(最終入城18:00)
 2025年12月21日(日)9:30~17:00(最終入城16:30)
会場 パシフィコ横浜ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-2)ほか
主催 お城EXPO (公益財団法人日本城郭協会、城びと<東北新社>、株式会社ムラヤマ、パシフィコ横浜)

なぜ今、「お城めぐり」が熱いのか?

 お城はもともと、その土地の交通・経済・軍事上、重要な場所(町の中心部や、周辺を見渡せる高所など)に築造されることが多く、旅行との相性もばっちりです。

 近年は、(公財)日本城郭協会が主催する「日本100名城」「続日本100名城」のスタンプラリーや御城印が人気を集め、また大河ドラマ関連や、天守や石垣など日本の城の独自性にも注目が集まっています。
 地域の歴史にふれ、風景や郷土料理を堪能し、お城の美と構造(実用性)を学び、山城を歩けば冒険心・探求心を満たしながら健康促進(運動不足の解消)にもなるなど、お城めぐりにはさまざまな楽しみ方があるのです。

対馬・金田城は「続日本100名城」のラスボス

 お城EXPOの会場で感じるのは、対馬・金田城に対する圧倒的な「城熱(じょうねつ)」です。
 大都市で(ノベルティなどのお土産付きで)観光パンフを配布してもあまり関心を持たれないことが多いのですが、対馬に関する情報を発信する側と情報を欲する側がこれだけ噛み合うイベントは他にないと思います。

 お城ファンのお目当ては、続日本100名城の「金田城」(かなたのき/かねだじょう)なのですが、九州の離島である対馬にあり、空港や港から徒歩でのアクセスが困難で、城自体も数時間のトレッキングを要するため、スタンプラリー完遂を目指す愛好者にとってはまさに最後の難関、ラスボスとしてその名を轟かせているのです。

 いつかは訪問しなければならない場所で、かつ、訪問すればその歴史・石塁・風景は圧倒的で、7世紀の古代山城と明治時代の近代砲台が共存する特異性も来城者に強烈な印象を与えるようです。

今回のイベントの様子

イベント前日・準備

 会場の「パシフィコ横浜ノース」にて、イベント前日から準備をします。

 出展者の皆さんのブース設営の様子。

 準備完了!
 金の幟(のぼり)は、先月の「出張!お城EXPOin肥前名護屋城」(佐賀県唐津市)でいただいたもの。
 背景の横幕は、間違えて旧版を持ってきてしまいました(汗)

 準備が終わると、すっかり日暮れ。都市の美しさを感じさせる横浜の夜景です。

 晩ご飯は横浜中華街へ。三国志の英雄・関羽を祭る関帝廟へ参拝し、翌日からの盛況を祈願しました。

イベント当日

 毎年、開城前から長蛇の列!

 対馬ブースでは、黒と金、石垣をモチーフにした金田城法被(はっぴ)でお迎え。(「モンガラカワハギ」柄と言われます・・・)

 初日から来城者の勢いがすごいな・・・と感じていましたが、過去最高の人数を更新したとのこと。
 「お城EXPO」10周年という節目に伴い、企画・広報の強化や、開場時間の延長などが図られた結果でしょうね。(納得)

 雨天の2日目もすごい行列でした。
 土曜はお城のガチ勢、日曜はファミリー層が目立ちます。

 今回は、金田城まるごと探訪ブック、金田城、清水山城、トレッキングなどのお城系パンフを各700~750部ずつ準備したのですが、初日だけで500部を配布しました。
(手配りを行わずとも、設置パンフが次々と手に取られて減っていくのは、お城EXPOならではの現象です)

魅力的な講師陣

 専門講師陣による講演・セミナーなどの厳選プログラムも、お城EXPOの魅力のひとつ。
 いつも大変お世話になっている対馬お城大使の萩原さちこさん、ながさきピース文化祭でご講演いただいた加藤理文先生、萩原さんのお城動画にご出演いただいた中井均先生、「対馬藩お船江跡」総合保全検討委員会 委員長の宮武正登先生、「金田城まるごと探訪ブック」にご登場いただいた春風亭昇太師匠、観光情報館ふれあい処つしまにお越しいただいた、いなもとかおりさんなども講演の常連さんです。

対馬・金田城の現在地

 来城者は中高年の愛好家層を中心に、小グループ、ファミリー、学生など幅広い層にわたります。

 対馬訪問済みの方からは、「金田城は最高だった」「周囲にも勧めている」など極めて高い評価が聞かれました。
 一方、未訪問の方は、「いつか行きたいが、遠い・高い・大変」というイメージがまだまだ強いようです。
 また、ここ数年、「運転免許を持たない」「運転が不安」という声や、トレッキング中の道迷いの不安の声を聞く機会が増えています。

今後の取り組み

 今回、多くのお客様とお話をして、対馬の歴史お城の価値を、安全を確保しつつ、かつ利便性にも配慮して伝えるためには、以下の改善が必要だと強く感じました。

  • ガイド養成・着地型ツアーの充実(安心・安全の確保、ガイドの質的向上による深い魅力の伝達)
  • 専門講座・イベントの開催(愛好者の交流の場の設定)
  • 利便性の向上(公共交通以外の移動手段の検討、規制緩和を活用したガイドによる送迎など)

 今年も大きな可能性と課題を感じたお城EXPOでした。
 御来城いただいた皆様、ありがとうございました!