春爛漫(はるらんまん)、対馬の春の植物

2026/04/19対馬の自然

 こんにちは、国境の島・対馬の春爛漫(はるらんまん)を体感しているエヌです。

春爛漫は、
 春の陽気の中で花々が咲き乱れ、光が満ち溢れている様子を表す言葉。
 主に3月下旬から4月頃の、桜や様々な花が咲き誇る絶景を指し、暖かさと明るいエネルギーに満ちた季節を意味する。
とのこと。

 では! 対馬の春の雰囲気をお楽しみください。

2026年 対馬の春の花(3月中旬~4月中旬)

ゲンカイツツジ

  3月16日、「観光情報館ふれあい処つしま」のゲンカイツツジが開花しました。
  対馬に春の訪れを告げる、代表的な花です。

ミツマタ

 春になると、全国的に大群生地の写真がSNSなどにアップされます。
 鹿の食害の影響を受けにくいようで、上対馬・豊玉・厳原などに群生地があり、暗い植林下を明るく照らすように咲きます。
 樹皮は紙の原料になるとか。

ツクシ

ヤマザクラ

 対馬の山野ではよく見られます。
 日本固有種で、対馬まで分布しますが、朝鮮半島や大陸には分布していないようです。

ヒトリシズカ

 清楚な名前とたたずまいでも人気がある春の野草です。

ゲンカイツツジ

 3月下旬、本格的な開花シーズンを迎えていました。

 まれに白花も見かけます。

シュンラン(春蘭)

 もっとも一般的とされた野生ランの一種ですが、あまり見かけなくなりました。

サクラ

 4月7日、対馬市役所のサクラがピークを迎えました。

カナクギノキ

マムシグサ

 野生のサトイモの仲間で、鎌首をもたげたマムシのように見えるのが名前の由来。

 茎の縞模様もマムシっぽいですね・・・

ギンリョウソウ

 名前がかっこいいギンリョウソウ(銀竜草)。
 キノコっぽいですが、新しい植物分類ではなんとツツジ科。
 菌と共生する道を選び、光合成をやめて真っ白な姿をしており、ウロコのような葉、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのような花、果肉を山のゴキブリに提供して種子を散布してもらうなど、超変わり者です。

アケビ

 秋の味覚の代表です。春の花もかわいいですね。

ムクロジ(実)

 散歩中に見つけた、ムクロジ(無患子)の実と種子。
 無患子=子の患いが無いという縁起物でもあり、固くて黒い実はお正月の羽根つきの羽根に使われていたようですが、羽根つきって今もやってるんですかねー?
 果実には天然の界面活性剤サポニンが含まれるので石鹸として使えるという情報もあり、やってみたくなってきました(笑)

浅茅湾(あそうわん)

 烏帽子岳展望所からの浅茅湾と新緑。

アツバタツナミソウ

 朝鮮半島と対馬(広島でも見つかっているようです)に自生しています。
 アツバは葉の形状、タツナミは花の形を立つ波に見立てているんでしょうね。

ツメレンゲ

 近年、ファンが多い多肉植物で、2024年12月にはBSの番組取材で、EXILEの松本利夫さんがご来島されました。

 直射日光のあたる海岸部(塩分強め)という過酷な環境に適応しています。
 名前は、尖ったツメと、仏像の台座である蓮華座に似ているところから。

 上の葉と下の葉が互い違いになっているのは、効率よく光合成をするためですかねー?

オオチョウジガマズミ

 朝鮮半島と対馬(日本では対馬のみ)に自生し、甘い香りを漂わせます。

ホタルカズラ

 北海道から沖縄まで広く分布しますが、多くの都道府県で絶滅危惧種・準絶滅危惧種に指定されています。

キビヒトリシズカ

 ヒトリシズカより大型で、甘い芳香をもちます。こちらも多くの地域で絶滅危惧種。

 連休に自然散策や山歩きを計画している方も多いと思いますが、ぜひ足元の花々、頭上の樹木、そして野鳥などにも注目しながら歩いてみてくださいね。

4月19日追加

コバノミツバツツジ

 日本固有種。花はやや終わりがけ。名前の通り、三つ葉が目立ちます。

チゴユリ

 こちらも長崎県の絶滅危惧2類。
 当たり前に見ていた植物が見られなくなる日が、やってくるのかもしれません。

ハナイカダ

 どういう進化をしたら、ここに花がつくんですかね・・・。