対馬砲台群を歩く 「大崎山(おおさきやま)砲台編」
こんにちは、観光担当Nです。
前々回の「姫神山砲台」、前回の「上見坂堡塁」にひきつづき、またまた対馬要塞ネタです。
対馬には明治~昭和期にかけて31もの砲台が築かれ、現在、観光資源としての調査を行っていますが、時には残念な結果に終わることもあります。
今回はそのパターンのご報告です(-_-;)
姫神山砲台、上見坂堡塁を歩いてウォーキングハイになった要塞部員2名は、勢いあまって事前に計画していなかった大崎山砲台へ向かいました。
ここは尾浦海水浴場に近く、夏の海開きの際に石造りの壁と係船場を見かけ、ちょっと気になっていたのです。
船着場から延びる軍道でしょうか。
前回(7月)、職員2名と対馬市広報関係者をだまして(殴)接近してみましたが、低木・ヤブで進めず、断念。
今回は、久田隧道(トンネル)の南側出口から数メートル先を左折し、大崎山砲台へ。
疲れて外見もどうでもよくなり、タオルを被っている要塞部員Sです。
途中までは車で行けますが、不法投棄された粗大ごみが目につき、軍道の雰囲気もなんだか不気味で、徐々にテンションダウン・・・。
門柱です。釣人がいるのか、釣り餌の袋やペットボトルなどが落ちていました。
明治の砲台は、石・レンガなどで建造され、重厚な雰囲気がよいのですが、昭和の砲台はコンクリート製で造りが粗雑な印象です。
もう引き返そうかと話していると、石製の階段が現れました。
砲座跡。水が溜まっています。
観測所もぐちゃぐちゃでした。
戦後GHQの爆破班により解体されてしまったようです。
「これは観光では使えないね・・・100点満点で、12点くらい」
要塞部員Sの妥当な評価でした。
ちなみに場所はここ。
Googleマップ
>>大崎山砲台