
トレッキングルート調査・厳原町曲編
こんにちは。観光担当Nです。
今回は、厳原町曲(まがり)地区の「白崎大明神の磐座(いわくら)」ルートを歩いてみました。
曲地区の奥から、白水山と高平山の鞍部(あんぶ。2つの山の間の鞍状の部分)を越えると、「にぎり飯海岸」と呼ばれていた砂利浜がありました。
かつては地元の子供たちの遠足ルートだったのですが、もう使われていないようです。
というか、道路の舗装工事により、登山口もよくわからなくなっていました・・・。
鞍部の先は三叉路。右に行ってみたら岩場でした・・・。
知り合いに電話で聞いてみると「右は岩場、真ん中がにぎり飯海岸、左を延々と歩くと流鏑馬海岸」とのこと。
思い出しました(^^;)
鞍部の祠(浦島太郎?)です。右手にロープがあるのがわかりますか?それを辿って行くと・・・。
高平山山頂手前の小ピークです。岩盤が露出し、視界が利きます。絶景でした。
小ピークにあった石積みです。対馬では、豊漁や健康などの祈願のために石を積む「やくま(やくまの塔)」の風習があり、これもその一種でしょうか?
曲・小浦地区を一望できます。
そして、岩上で「寛永通宝」を発見!
江戸時代にもここを訪れた人がいた・・・どんな人だったのか・・・と想像が膨らみます。
小ピークを降りて北に回りこむと、磐座(いわくら)がありました。
磐座は、日本の古い神々が降臨すると考えられた依代(よりしろ)の一種です。
神社建築は、仏教の影響を受けて(というか対抗するために)うまれたと考えられており、こうした屋外での自然崇拝が神道の原型だったようです。
高平山の山頂は目の前だったのですが、今回はタイムアウト。次回に持ち越しです。景観もよく、磐座も面白いのですが、登山口がわかりにくいのが難点でした。
>>白崎大明神(Googleマップ)
対馬は89%を森林に覆われ、大陸系と日本系の動植物が混生し、歴史も深いので、自然・歴史を満喫できるさまざまなトレッキングを楽しむことができます。
調査の結果はまたまとめていきたいと思います。