
対馬砲台群を歩く「西泊砲台編」、トレッキングルート調査 「撃方山編」
みなさま、こんにちは。観光担当Nです。
先日長崎で会議があり、その帰りに福岡(博多)のアウトドアショップを訪問しました。
昨年からモニターツアーや情報発信でお世話になっているA&Fカントリー様、好日山荘様、THE NORTH FACE様に加え、今回あらたにFox fire様、IBS石井スポーツ様を訪問し、対馬ご来島のお声がけをしました。
3月にオープンしたJR博多シティにはFox fire様が新店舗を展開し、4月27日(今日ですね)には天神にモンベル様の新店舗が開業します。
アウトドア業界と博多の活気を感じた1日でした。
さて、通常業務の合間にトレッキングルート調査・砲台調査を行っていますが、今回は、上対馬町大浦の撃方山(うちかたやま)ルート、上対馬町富ケ浦の西泊(にしどまり)砲台ルートを歩いてみました。
上対馬町大浦の北部にある撃方山は、豊臣秀吉の朝鮮出兵時に山城が築かれたとか、防人の烽火台があったなどの伝承がある山です。
江戸時代の書物には、山頂からの眺めは絶景の名勝地として紹介されていたのですが、さすがに400年も経つと藪になってました(^^;)
山頂部は方形をしており、人為的な手が加えられているのは確かなようです。
国土調査のため伐採され、測量杭があったのでたどり着けたものの、一部が自衛隊用地であり、山頂からの展望もあまりなく、トレッキングルートとしては利用が難しいようです。
>>撃方山(Googleマップ)
気をとりなおして東に移動、西泊砲台を目指します。
上対馬町富ケ浦の尉殿崎(じょうどさき)にあるらしい、ということ以外に情報がなく、とりあえず旧道から半島の三角点を目指します。
いきなり海辺に迷い込み、石積みの構築物を発見。旧軍の施設っぽいのですが、詳細は不明。
※後日、下記の小松さんが西泊の方に確認したところ、「あー、あれは肥えタゴ(肥溜め)よ」とのこと。ショック(>_<)
道がわからず諦めかけていたのですが、「対馬観光ガイドの会やんこも」の砲台の専門家・小松さんに電話して情報をいただき、軍道を発見。
山頂まで登ると、昭和期の「西泊砲台」が姿を現しました。
砲台は基本的に高台にあるので、景観も抜群。新緑が綺麗でした。
砲座もありました。
軍道の端には、ガードレール代わり?の石柱が残っていました。
山頂からの景観もよく、遺構もよく残っているのですが、軍道の崩壊が激しく、一般向けのトレッキングルートとしては利用が難しいようです。残念(-_-;)
>>西泊砲台(Googleマップ)
おまけ1。ツシマヤマネコのつばきちゃんです。
おまけ2。残念なことになっている(殴)棹崎公園の砲座跡。
おまけ3。対馬のへそ地(へそ石)です。どこにあるかわかりますか?