「ツシマヒラタクワガタ」すごいぜ!
こんにちは、ここ最近、木にバナナをしかけて、夜な夜な確認しているエヌです。
最初のうちは一緒に出掛けていた子どもたちも、「クワガタがおったら、教えてー」と言いつつ、家で「あつ森」で虫を探しています・・・。
クワガタの探し方
さて、対馬には日本最長の「ツシマヒラタクワガタ」(80mmオーバー)が生息し、自然状態ではアカメガシワの樹液などに集まってくるのですが、慣れないと(慣れても)なかなか発見できません。
で!
いちばん簡単なのは、バナナ・トラップをしかけること。
皮付きのバナナを少しだけ潰し、網にいれて木にセットすればOK。
(焼酎やカルピスをかけるとより効果的といわれますが、バナナだけでも十分)
カブトムシは今から成虫になり、盆過ぎ~9月には寿命を迎えますが、クワガタは越冬するので、カブトムシより早くから、また遅くまで観察できます。
(追記)セットしたバナナは数日で干からび、放置するとゴミになります。回収また観察の利便性も考え、庭の木などがおすすめ。
2022年6月の様子
2022/6/12 コクワガタ、ツシマヒラタクワガタなど初見。
見つけたクワガタは、(娘が)2~3日飼育して自然に帰しているのですが、毎日違う種類・サイズのクワガタが現れるのが不思議です。
飛翔しながら、バナナの発酵臭を敏感に察知しているんでしょうね。
ちなみに対馬では、ツシマヒラタクワガタ、チョウセンヒラタクワガタ、コクワガタなどがメジャーで、ノコギリクワガタは珍しいです。
※追記2022/8/20 より大型のツシマヒラタクワガタに圧迫されているのか、チョウセンヒラタクワガタはかなり少ないようです。小型のツシマヒラタクワガタとの見分け方が難しいのですが・・・。
あ、2022年4月30日にオープンした「対馬博物館」の2階に、故・相浦正信さんの昆虫標本が50箱(!)ほど展示してあります。
ツシマヒラタクワガタ以外にも、珍しいオオクワガタやキンオニクワガタ、ツシマカブリモドキなども展示されているので、立ち寄ってみてくださいね。
ツシマヒラタクワガタ
ヒラタクワガタの仲間は東南アジアから日本まで広く分布し、多くの亜種に分かれています。
ツシマヒラタクワガタは、対馬・朝鮮半島・済州島・珍島・中国北部などに分布し、野生下で80㎜を超えることもある日本最長種です。
ヒラタクワガタの分化(遺伝子)からは、日本列島の成り立ちや生き物の移動の歴史が見えてくるようです。
対馬にもお越しいただき、最近、YouTuberとしても人気の生物ライター・平坂 寛さんのDaily Portal Zの記事です。
日本一大きいクワガタ『ツシマヒラタクワガタ』を捕まえたい!(2021年3月11日)
https://dailyportalz.jp/kiji/tsushima_hirata_kuwagata
2019~2021年の写真あれこれ
昨年、一昨年は、かなり大きなツシマヒラタクワガタを発見しています。
今年こそ、めざせ! 日本記録!