光るキノコと上見坂(かみざか)公園と妖怪テケテケについて

2022/07/06対馬の自然

 こんにちは、光るキノコに寄生され、操られるまま夜な夜な森をさまよっているエヌです(嘘ですよ!)

 さて、7/1(金)にも光るキノコの森に行ってみたのですが、高温・乾燥が続いたためか、かなり減少していました。

 現在確認できている森は、広大で迷いやすいため、ほかに観察できる場所があればイベントなどで使いやすいと思い、職場近くの森などを歩いてみたのですが、なかなか見つかりません・・・。

 で!

 ダメもとで上見坂(かみざか)公園に行ってみると、数個体ずつパラパラという感じでしたが、光るキノコ(シイノトモシビタケ)がありました!

シイノトモシビタケ
シイノトモシビタケ

 しかも、ツシマヒメボタルが、太祝詞神社(ふとのりと。美津島町加志)に匹敵する多さで舞っていたのです。

 上見坂公園は、浅茅湾(あそうわん)を一望できる美しい展望所で、もとは明治時代の上見坂堡塁(かみざかほうるい。上陸してきたロシア兵との白兵戦を想定した防御型砲台)です。

 駐車場も広く、トイレもあり、大雨の後なら光るキノコとホタルを楽しめるのではないか?!と思ったのですが・・・。

>>上見坂公園(Googleマップ)

上見坂展望所
上見坂展望所からの眺望(正面は白嶽)

 問題は、夜は真っ暗で、トイレだけが光り、地元では有名な肝試しスポット、という点。

上見坂堡塁の森
上見坂堡塁の森
上見坂堡塁
上見坂堡塁
夜の上見坂公園
夜の上見坂公園

 しかも、妖怪「テケテケ」が出現するらしいのです。

 テケテケは、上半身だけで車などを追いかけてくる、という妖怪/都市伝説で、手を使って歩く時の擬音が名前の由来になっており、その姿になったのは電車事故が原因とされています。
(対馬には電車がないので、福岡あたりから泳いで渡ってきたか、船か飛行機でやってきたと思われます)

 その相方、下半身部分が「パタパタ」。こちらは、他の地域にはいない、対馬固有の妖怪のようです。

 うーん、擬音が「パタパタ」だと、スリッパをはいているようなので、テクテクとかスタスタの方がよくないですかね?
(いや、どうでもいいけど)

 どちらかといえば、私はこっちの方が好きです → 手長足長(Wikipedia)

 ちなみに、職場で「光るキノコ観察会in上見坂」を提案したら、怖いからスタッフになりたくない! という反応でした。

 何度通っても、テケテケもパタパタもいないけど・・・(-_-)?

【光るキノコ観察会in上見坂公園】

メリット: 駐車場とトイレがあり、光るキノコ、ツシマヒメボタル、ツシマジカ、漁火なども観察できる。迷いにくく、歩きやすい。

デメリット: 道路では妖怪テケテケ/パタパタ、トイレでは髪の長い白衣の女性、砲台跡では旧日本兵が現れるというウワサがある。参加者・スタッフが怯えて来ないかも。イベント終了時に、参加者が1人減ってたり、1人増えてたりする可能性がある。

 うん、夜の利用は、ハードル高いな・・・(-_-;)

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 ほら、あなたの後ろにもテケテケが・・・(やめいっ)