対馬砲台群 こぼれ話 ~昔のガラス瓶~
こんにちは、3日間砲台に行かないと手が震えてしまう観光担当Nです。
(信じないように)
最近facebook(フェイスブック)を始めましたが、使い方がさっぱりわかりません。
とりあえずプロフィールのページを見てみましたが、興味のあるジャンルで、「トレッキング」いいね!約2300人、「神社」いいね!約2000人に対し、「砲台」いいね!は5人・・・。
5人・・・って(-_-;)
「姫神山砲台の右翼観測所、なう」とかやってみたかったのですが、よく考えたらスマホを持ってないし、砲台跡は圏外が多く(勝手に韓国経由の国際電話になることも)、リアルタイムの情報発信は無理でした・・・(-_-;)
さて、どうでもよい長い前置きは置いといて(-_-)//
今回は砲台跡でよく見かけるガラス瓶のお話です。
砲台跡は、基本的に薄気味悪くて一般人があまり近づかないので(殴)、数十年前のガラス瓶などがよい状態で残されています。
金属の容器(缶詰とか)はすぐに錆びて朽ちてしまいますが、ガラスは破損さえしなければ100年経っても大丈夫。
洗浄すればピカピカになります。
三○詰。 ○の偏は「立」、つくりは「分」。何と読むでしょう。
さんぶんづめ?さんりつづめ?
実は、○=デシリットルだそうです。
「社會式株酒麥櫻」 右から左に読むと、「桜麦酒(ビール)株式会社」
福岡で設立された会社で、旧帝国ビール。
1939(昭和14年)-1943(昭和18年)にかけて、櫻ビールを製造していたようです。
桜のロゴがかわいいです。
こちらは、「社會式株酒麥本日大」=「大日本麦酒(ビール)株式会社」
1906(明治39年)-1949(昭和24年)にかけて市場の70%を占めた巨大メーカーで、戦後、サッポロビールとアサヒビールに分割されたそうです。
「山B」? ロゴはよくわかりません・・・。
なんと、ビンの底には星マークが! 9・6は、昭和9年6月(製造)?
こちらは、砲台探索の帰り道に見つけたビンです。
上記の「大日本麦酒株式会社」のビンと同じですが、かすれたラベルには「KYUSEI CITRON」の文字。
同社の「RIBON CITRON」(リボン シトロン)は1909年に発売され、現在でもサッポロ飲料が販売しているロングセラーですが、KYUSEI CITRONという姉妹品があったんでしょうね。
ネットでもまったく情報がなく、詳細は不明。
「日靴塗聯」
靴墨でしょうか。
桜のマークが印象的な謎のガラス瓶。
いずれも明治期の砲台ですが、昭和初期のガラス瓶ばかりなのが不思議です。
謎は深まります・・・。
おすすめの砲台は、明治期の姫神山砲台、城山砲台など。
ちょっと遠いですが昭和期の豊砲台はレンタカー・タクシーであれば砲台入口前に駐車できます。