対馬砲台群を歩く 「大山砲台・竹崎砲台編」

2021/07/13

対馬要塞地帯標

 2011年12月6日(火)、連日の砲台調査でヨレヨレの砲台部員2名は、美津島町大山(おやま)の大山砲台と、美津島町鴨居瀬(かもいせ)の竹崎砲台の調査を行いました。

「協会のブログ、砲台ばっかりやん!」という声が聞こえそうですが、置いといて(-_-)//

大山入口

 大山岳(おやまだけ)は、万葉集の「浅茅山」(あさじやま)に比定される名山で、国道382号線上の対馬交通バス・大山入口が登山口になります。

大山岳登山口

 登山口はこんな感じ。万葉の歌碑もあります。

軍道の様子

 大山砲台は、対馬要塞の予算書に記録がなく、学研の「日本の要塞」にも記載がない、幻の砲台跡です。

 予算はないのに軍道は立派です。予算残(へそくり?)で造られたんでしょうか?

大山砲台

 砲台跡。石造りで、明治風?

山頂

 三角点ではない方の山頂です。(三角点は三等、標高は187.6mでした)

 大山には7世紀の烽(とぶひ。のろし)があったとされます。

 かつては遠足などで利用されていましたが、現在は山頂に雑木が生い茂り、展望が利かない状態でした。残念。

 大山砲台 詳しいスペックは不明。

バス停「砲台下」

 大山砲台の調査を終えた砲台部員2名は、ほとんど情報がない美津島町鴨居瀬の竹崎砲台へ。

「砲台下」というバス停があり、そこから降りていったのですが、これが失敗でした(-_-;)

山の中を徘徊中

 道なき道をイノシシのように這い回ります。国土調査の杭もなく、ゴミも落ちていない本当の山道でした(-_-;)

「この道で本当にあってるのかー!」

砲台入口

 徘徊1時間。砲台入口の門を発見。

「ほら!」

「偶然やろ!」

水尺

 海辺に下りると、水尺を発見。石造りの堤防があり、砲台への補給路だったようです。

竹崎浦

 海底は白砂。エメラルドグリーンの美しい海岸でした。

転倒1回目

 砲台担当S、転倒1回目。

「写真撮ってないで・・・助けんかい!」

謎の施設

 今回の砲台調査最強のやぶを掻き分け、石・セメント・上部には石の突起がある謎の建物を発見。

「なんじゃこりゃ・・・」

観測所

 観測所?は石造り。

転倒2回目

 S、転倒2回目。

 泥、落ち葉、小枝、セメント片が仲間に入りました。

軍道と車止め

 海に続く軍道と車止め。戦後のGHQの武装解除により、鉄筋の入った車止めまで破壊されたようです。

 海辺には探照投施設(サーチライト)もあるという情報があったのですが、あまりのやぶとタイムアウトのため断念。

竹崎砲台砲座

 結局、肝心の砲座を発見できず、帰路につきました。

「悔しいねー」

「こことか、いかにも砲座がありそうやけどねえ・・・」

「あっ!あった!!」

 方向音痴なのに砲台嗅覚が鋭いSが砲座を発見。

 大喜びしましたが、帰って写真を確認すると、何が写っているのやら・・・。

軍道

 往路90分で、この時点で14時ちょうど。日が傾くなあ、と思いながら歩いていると、砲台入口の門の先に軍道を発見。

 復路は30分でした(-_-;)

軍道入口

 ゴール地点は、スタート地点の数十m先。

「入口、間違ってた!」

竹崎砲台 四五式15cmカノン4門、起工:昭和12年5月、竣工:昭和13年9月

Googleマップ
>>対馬砲台群・砲台マップ「大山砲台・竹崎砲台」

 こうして、対馬砲台群最大の難関だと思われていた竹崎砲台の調査が終了したのでした。

 残りは豊玉町の大石砲台・温江砲台・小松崎砲台の3箇所。

 12月8日(木)に行ってきます(-_-;)