「化石が語る対馬の物語」(対馬楽講座~自然編~スペシャル)について
こんにちは、昨日、今年の花粉症が始まった局長Nです。あー(>_<;)
さて、昨年夏から秋にかけて開催し、好評を博した「対馬楽(つしまがく)講座~自然編~」(延べ受講者367名)ですが、今年度ファイナルの講座を開催します!
これまで数年にわたり、対馬の歴史や自然などをテーマに講座を開催してきましたが、ファイナルのテーマは・・・。
「化石(地質)」(シブいっ!!)
国境の島・対馬は、魏志倭人伝以来の悠久の歴史と、ツシマヤマネコに代表される多様な自然に恵まれていますが、すべての基盤となっているのが「大地」。
我々がいつも歩いているこの島の大地がどうやって誕生し、現在にいたったのか、興味ないですか? (ありますよね?!)
対馬の基盤の地質は、海底に降り積もった砂や泥からなる堆積岩で、対州層群(たいしゅうそうぐん)と呼ばれています。
その厚みは5km以上(上端・下端は不明)で、数百万年(諸説あり)の時をかけて堆積し、それが地表に現れたものです。
さらに!(興奮っ)
現在、対馬海峡の平均水深は約90~100m(最大水深は約230m)ですが、島内で深海性(水深500m以上!)の貝の化石が発見されており、
対馬の大地はかつて、深い海の底であった
ことを示唆しています。
すごくないですかっ?!!
深海といえば、マッコウクジラとかマリンスノーとか、「深海クリーム」とか「ま水ストロー」とか、ドラえもん世代(第4巻5話「海底ハイキング」)にはたまらないあれですよ!!
海の底に! 泥や砂がドバーッと堆積して、それがグニャーと曲がったり! ザーッと流れたり! ズガーン!と隆起して、今の対馬ができたんです!
(擬音はイメージです)
ふー(>_<;)
講師は、「(株)親和テクノ」の青木隆弘さん。
長崎・佐賀を拠点に、調査・測量設計の建設コンサルタント事業から施工まで行う総合建設業者の技術者、地質調査のスペシャリストで、今回は「化石」という切り口で、対馬地質の形成の謎について、語っていただきます。
故・國分英俊先生とのお付き合いもあり、今回の講師をお願いしたところ、気持ちよく受けていただきました<(_ _)>
翌日にはフィールドワーク(現地見学会)も開催しますので、お楽しみに!!
対馬楽講座~自然編~スペシャル! 化石が語る対馬の物語
3/16(土) 対馬楽講座「化石が語る対馬の物語」
【日 時】 平成31年3月16日(土) 19:30~21:00
【会 場】 対馬市交流センター3階大会議室(対馬市厳原町今屋敷661-3)
【講 座】 化石が語る対馬の物語 ~地球を食っていた二枚貝の謎~
【講 師】 株式会社親和テクノ 青木 隆弘
【参加料】 無料
【定 員】 100名(先着)
3/17(日) 地層フィールドワーク(現地観察会)
【日 時】 平成31年3月17日(日) 9:00~14:00
【行 程】 ふれあい処つしま~小茂田~上槻~(豆酘)~ふれあい処つしま
(各自、自家用車で移動しながら、地層・地質を観察します。動きやすい服装、リュック、手袋(軍手)、弁当・飲料持参でご参加ください)
【主 催】 一般社団法人 対馬観光物産協会
【お申込み】 電話・FAXにて、必要事項:氏名・住所・性別・年齢・電話番号、種別(講座/フィールドワーク)をお伝えください。
※フィールドワークは、自家用車を運転して参加できることが条件になりますので、ご注意ください。
おまけ
昨年から今年にかけて、あちこち歩いた際の地層の写真です。
塩浜のタフォニ・・・(-_-;)