五十嵐賢さん・小林千穂さん来島、平成最後の日々について
こんにちは、大型連休も後半ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
平成最後の日々はスペシャルゲストとともに対馬の大自然を満喫した局長Nです。
スペシャルゲストとは、「九州百名山」「福岡県の山」「佐賀県の山」(いずれも山と溪谷社)の著者・五十嵐賢(まさる)さんと、登山専門誌「山と溪谷」、トレッキング番組、登山イベントなどで人気の山岳ライター・小林千穂さん。
お二方とは「山と溪谷」の記事執筆や夏山フェスタを通しての交流があったのですが、今回はそれぞれご夫婦で(しかもプライベートで!)、対馬にお越しいただいたのです。
さて、初日は、福岡発の深夜フェリーで早朝に対馬に入っていただき・・・
まず、霊峰・白嶽やリアス式海岸・浅茅湾(あそうわん)を一望できる上見坂(かみざか)公園へ。
(公園の裏には日露戦争時代の堡塁があります)
08:30ころから、九州百名山・白嶽(しらたけ)にアタックです。
日本では対馬だけで見られる珍しい植物や、対馬に特に顕著に自生する植物などが開花期を迎えており、九州の山のプロ五十嵐さんご夫妻もびっくりしていました(^^;)
山頂に立つと、水平線上に朝鮮半島が見えて、その近さにみなさん感激。
日本アルプスの山々を縦走する小林さんでも、「いやー、白嶽山頂はこわいです・・・」と(^^;)
昼食後、城山(じょうやま)にアタック。
7世紀に古代山城・金田城が築かれ、また明治期の砲台跡もあり、国境の島の歴史を体感できます。
万葉集の防人の歌の舞台、国指定特別史跡であり、続日本100名城にも認定されています。
五十嵐さんと千穂さん。
水平線上に、朝鮮半島がくっきり見えていました。
さて、翌日は雨の予報だったので、まずは雨天でも楽しめる龍良山(たてらやま)へ。
日本有数の照葉樹原始林で、縄文時代に西日本一帯に広がっていたはずの神宿る原始の森です。
スダジイの巨木。ひこばえ(根本や切株から生えてくる若芽)がすごい(-_-;)
龍良山のエント様(映画ロード・オブ・ザ・リングに登場する樹木の精霊)とご対面(^^;)
龍良山のシンボルツリー・スダジイ。小柄な千穂さんと比べると大きさが際立ちます。
雨の万松院(ばんしょういん。対馬藩主菩提寺)で、国境の島・対馬の激動期(戦国末期~江戸初期)にふれていただきました。
3日目は自由行動の予定でしたが、「シーカヤックをやってみませんか?」と提案すると、ぜひ!と。
今回のシーカヤックのガイドは、対馬エコツアーの上野さん。
海上から金田城を望むと、その大きさに圧倒されます。
この日は平成最後の日(平成31年4月30日)だったので、参加者全員で「H」のマーク(^^)
さらに、清水山(しみずやま)へ。文禄慶長の役に際し、豊臣秀吉が築かせた山城で、国の史跡に指定されています。
時間ギリギリまで山歩きを楽しみ、厳原港へ。
白嶽、城山、龍良山、清水山をともに歩き、シーカヤックも体験していただいた濃密な3日間でした。
はるばる国境の島・対馬までお越しいただいた、五十嵐賢さんご夫妻、小林千穂さんご夫妻にお礼を申し上げます。
ありがとうございました!(^^)/