令和トレッキング

令和最初の日・古代山城 金田城のんびりトレッキングについて(報告)

2021/07/13トレッキング

 こんにちは、大型連休も残すところあと1日、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 連休前に、長崎新聞のOさんから「今年の大型連休は改元も挟みますが、協会では何か企画してますか?」と尋ねられ、

「も、もちろんやりますよ! 大型連休で改元もあるのに、な、何もしない訳ないじゃないですか!」

 と見栄をはってしまい、急遽イベントを企画した局長Nです(汗)

 結果的に、平成最後の日のシーカヤックイベントにはスペシャルゲストとして五十嵐賢さん(九州百名山著者)ご夫妻、山岳ライターの小林千穂さんご夫妻が参加され、楽しい1日になりました(^^)

 令和最初の日のトレッキングイベントも、19名の方が参加され、対馬の自然・歴史・文化にふれる、幸先のよい令和初日になりました。

登山口にて

 連休+続100名城人気で駐車場がいっぱいというアクシデントはあったものの、イベントスタート。

令和記念撮影

 お約束の「令和」記念撮影(^^;)

対馬さん

 姓のルーツにふれるため、北海道からいらっしゃった「対馬」さん。

 NHKの歴史秘話ヒストリアでも取り上げられましたが、鎌倉時代の元寇に際し、対馬から青森県津軽地方に避難した住民が「対馬(津島)」を名乗ったとか。

令和記念撮影2

 山頂でもお約束(^^)

山頂にて

 城山山頂からは、防人も見たであろう光景を一望できます。

 万葉集の「防人の歌」は、関東一円から対馬までやってきた防人たちの、家族や故郷との別れ、惜別の念や郷愁にあふれています。

「父母が 頭かきなで 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる」
(両親が私の頭をなでながら、元気でいなさいね、と言った言葉が忘れられない)

「韓衣(からころも) 裾に取りつき 泣く子らを 置きてそ来ぬや 母なしにして」
(旅の服装の裾にすがりついて泣く子どもたちを置いてきてしまった。母もいない家庭だというのに)

 ちなみに、日本最初の年号「大化」は「大化の改新(乙巳の変)」で有名ですが、その主人公が中大兄皇子(なかのおおえのおうじ、のちの天智天皇)で、金田城の築城命令者でもあります。

 また、白村江の戦いや壬申の乱などの混乱を経て、中央集権国家「日本」を築くために制定された本格的な律令「大宝律令」(国号「日本」の使用、元号の定着など)の「大宝」は、対馬からの「金」の産出報告を祝って定められた元号です。
(いや、銀は本物で、金は嘘だったらしいですが・・・)

 さらに、「令和」の由来である大伴旅人もまたまた対馬とゆかりがあり、対馬と元号はいろいろつながりがあるのですが、きりがないのでこのへんで・・・。

 あ、令和トレッキングは、告知1週間、予算ゼロでしたが、2本のニュース(新聞、テレビ)になりました(^^;)