対馬の自然~2021年秋の花、金田城、アキマドボタル~について
こんにちは、コロナの急激な減り方を怪しんでいるエヌです(-_-;)
雨ばかりだった夏もあっという間に過ぎ去り、国境の島・対馬にも秋が訪れているので、ご紹介します!
秋の花々・植物
乾いた岩上に小さな白い花を咲かせるチャボツメレンゲ。日本国内の希少種で、国外では韓国の済州島にも分布するようです。対馬の海岸では、もう少し大きいツメレンゲもよく見かけます。
野生ランの仲間・シュスラン。葉の質感からビロードランとも。繻子=ビロード。
九州に自生し、多くの地域では絶滅危惧種ですが、対馬では部分的にまとまって自生していることが多いマメ科のアカササゲ。
秋の味覚アケビ。野鳥やツシマテンより先に見つけないと食べられません。
古代山城・金田城(かねだじょう/かなたのき)がある城山(じょうやま)を彩るダンギク。一ノ城戸付近に群生しています。
対馬では日の当たる道路沿いや岩場などに多く、稀に白花も。
秋の生き物
内山峠では9月にアカハラダカ(小型のタカ)の渡りを観察できます。「対馬野鳥の会」の有志の皆さんが毎年カウントをしており(頭が下がります・・・)、1ヵ月で10万羽を超えることもあるのですが、この日はあいにくの霧。
1日1万羽を超えることもあれば(壮観です)、雨や霧で観察不能の日もあり、なかなか難しいものですね。
日本では対馬にのみ自生する大陸系のアキマドボタルが9月中旬くらいから舞い始めます。観察時間は日没から1時間程度。今年は少ないような・・・。
梅雨時に舞うゲンジボタルは水棲で、幼虫も川の底でカワニナなどの貝を食べているようですが、アキマドボタルは陸生で、幼虫も地上でカタツムリの仲間を食べているようです。
アキマドボタルのオス。大型で、半透明のヘルメット(=窓)をかぶっているように見えます。
幼虫のように見えますが、成虫です。メスは翅が退化し、舞うことができません。
山歩き(金田城)
9月下旬、取材対応で金田城を案内しました。
最強の城、続日本100名城、アンゴルモア元寇合戦記やゴーストオブツシマの影響で攻城者が増えていますが、一部迷いやすいので、YAMAPなどの登山アプリをご利用ください。
東部中学校(対馬市峰町)のフィールドワークで、金田城に登りました。昼からはシーカヤック。雨とコロナで延び延びになっていましたが、安心しました。
おまけ
お世話になっているCさんから、大谷翔平さんのベースボールカードが届きました!
デザインがゴーストオブツシマ仕様。
ピッチャーの打ち方じゃない・・・