対馬砲台群を歩く・リターンズ~尾崎三砲台制覇~
こんにちは、今日からまたまた大阪に出張している観光担当Nです。
(ちなみに明日は長男の卒園式で、父親ポイント大幅マイナスです(-_-;))
3月6日(火)、砲台ウォークイベントの下見のため、美津島町尾崎の三砲台+αの現地下見を実施しましたので、ごく一部のマニア(全国で5人くらい)から熱烈な支持をうけている幻の企画「対馬砲台群を歩く」の続編をお届けします。
ちなみに美津島町の尾崎半島は、明治期の砲台が3つ、昭和期の砲台が1つある砲台の聖地(殴)です。
ひさびさに登場。砲台三叉路をさまよう砲台担当S。
飛岳にある立派な司令所。
実は、尾崎の三砲台が完成したのは、日露戦争が終わってしまった後の明治38年9月。
お偉いさんのためにこんな物を造る暇があったら、完成を急げばよかったのに(殴)。
観測所には、ツシマジカが食べないシロダモが茂っていました。
着工前。
作業中。
工事終了。綺麗になりました(殴)
砲台の聖地らしく、陸防もよりどりみどり。
「陸防の玉手箱やーん!」
砲台三叉路の真ん中を進むと、多功崎砲台です。
国土地理院の地図を見ると、海に降る怪しい道が続いています。
「これは怪しいな・・・」
「うむ・・・軍道くさい・・・」
やっぱり軍道。「陸軍省用地」と彫ってある珍しい陸防を発見。
海辺には、巨大な門柱、石造りの護岸、さらには橋まで。
新発見でテンションが上がります。
門柱も、身長的には決してS(サイズ)ではない砲台担当Sと比較してもこの大きさ。
海岸には、石造りの謎の建物の跡と「逓信省」の石柱が・・・。
地元の方は「通信所」と呼んでいたそうです。海底ケーブルなどの軍事通信施設でもあったのでしょうか。
「三叉路まで戻るのもしんどいなー」
「尾根を歩いてみようか、地図に道はないけど」
道なき道の急斜面を這い上がると、尾崎半島東側の樫岳砲台の観測所を発見!
「すげー!観測所や!!」(N)
「ふはー!ふほー!」(まだ斜面を這っているS)
さらに!かなり高く長い階段が!
こんな物造ってる暇があったら、完成を急げばよかったのに!!(殴)
「うおー!司令所まであるやん!!新発見かもー!!!」
新発見かも、とドキドキしながら砲台の専門家・小松さんに電話してみると
「うん、あるよ。砲座の先の荒れた道の奥やろ」
(がーん!!)
一気にテンションが下がり、とぼとぼと郷山砲台を目指していると、道路上でイノシシと遭遇。
今年は特に多いようです。
整備中の郷山砲台です。 今回は三砲台+飛岳司令所で約12キロの行程でした。
この日に樫岳の観測所を発見し、あとは多功崎砲台の観測所だけだなあ、と思っていたら、なんと3/10(土)のイベント当日に見つけてしまうことになったのでした。