九州オルレについて
こんにちは、局長Nです。
「オルレ」とは、「家に帰る細い道」を意味する韓国・済州島(さいしゅうとう・チェジュド)の方言で、眺めのよい海岸沿いなどを15キロほど歩くウォーキングコースのこと。
韓国では大人気で、最近はオルレ目的で年間200万人が済州島を訪れているそうです。
九州観光推進機構と済州オルレ協会が提携して、今年の3月に佐賀・大分・熊本・鹿児島の4ヵ所が「九州オルレ」コースとして認定されており、2次募集に向けて、対馬でもコース設定ができないか検討していたのですが、条件がかなり厳しいです・・・(-_-;)
- 歩く距離は15キロ程度
- 未舗装の小道が好ましい
- 同じ道を往復しない
- 公共交通機関でスタート・ゴール地点まで行ける
- 2キロほどの間隔でエスケープルートがある(子供や老人でも安心して歩くことができる)
- 文化・歴史・景観など見所がある
などなど・・・。
対馬は平地が少ないので、未舗装の道となるとほとんど登山コースになってしまいます。
認定されたら儲けものなので、清水山・有明山周辺のルートで応募してみよう、という話になり、下見に行きました。
豊臣秀吉が築かせた清水山城跡から見た厳原市街地と厳原港。
数羽の群れでギャーギャー鳴いていたカケス。
有明山登山道はこんな雰囲気。
協会のトレッキング部員Aと・・・
「俺、ここで待っとく。脱エコだから」
訳のわからない理由で途中でギブアップ宣言をした市観光担当のO。
(脱エコってなんだ!)
今回トレーニングに初参加、Oと同じく観光担当のNさん。
「あちー」
有明山の山頂部は草原状。爽やかな風が吹きます。
・・・の帰り道、巨木を蹴り折るポーズのA。
(何をやってるんでしょうね)
復帰したOと合流して成相山まで足を延ばしたものの、国有林なので、伐採作業や車両通行などの関係でコース利用は難しいようです。
後日、厳原中学校上の砥石渕(といしぶち)から上見坂(かみざか)までのルートを確認し、上見坂~有明山~厳原港のコースで提案することにしました。
今後、ブログで何も情報も出なければ、この件は無かったことに(殴)
おまけ。砥石渕の源泉混々(げんせんこんこん)。
江戸時代、大規模な土木工事により、城下町の中心部に流れ込んでいた阿須(あず)川の流れを切り替えたのですが、元の流れに最小限の水を流し込むための分水施設です。
明治後期に造られ、長崎県の景観資産に指定されています。
現役で機能しているようです。すごい。