龍良山(たてらやま)と内山ロックと大鳥毛山(おおとりげやま)について
こんにちは、今年のマニュフェストに「趣味と仕事と家庭サービスがひとつになる平和な世界の創造」を掲げた局長Nですが、自分の誕生日にあやうくケーキが待つ家をすっぽかすところでした。
あぶねー(-_-;)
そんな話はおいといて(殴)
2012年11月18日(日)、対馬観光物産協会・厳原(いづはら)支部主催の「縄文の森・龍良山トレッキング」イベントを開催しました。
龍良山は厳原町の中央部、内山盆地の南側に広がる照葉樹の原始林で、その貴重な植生により国の天然記念物・遺伝資源保存林・鳥獣保護区などに指定されている、いわば「対馬の自然の心臓部」です。
詳しいルート、森の雰囲気などは過去の記事をご覧ください。
龍良山のふもとの「あゆもどし自然公園」で元気玉を作る参加者のみなさん。(※「ドラゴンボール」)
うそ。登山前の準備運動です。
ガイドは「対馬観光ガイドの会やんこも」の長渡 稔治(ながと としはる)さん。登山口にて。
龍良山のマザー・ツリー「スダジイ」です。
「10年前はもっと簡単に来れたような気がしたけど・・・」
夏の台風で倒木・落枝が多く、かなり道がわかりにくくなっています。要注意。
「想像してたより、きついー」
龍良山の登山口はおよそ標高150m、尾根分岐点は400m、山頂は558.5mで、山頂近くは急傾斜の岩肌をひたすら登ります。
ここ数年、トレッキングイベントに参加する若い女性が増えています。
山頂は岩肌が露出し、ちょっとしたお弁当スペースがあります。
記念撮影(^^)
眼下には、内山地区・あゆもどし自然公園、正面奥には対馬最高峰・矢立山(やたてやま)が見えます。
表土が薄いので、樹木たちも必死に根を張って巨体を支えています。
台風などで倒れた巨木たちは、やがて昆虫や菌類などによって分解され、土に還っていきます。
死と再生のドラマが、原始林の奥で静かに繰り広げられていました。
こうして、「縄文の森・龍良山トレッキング」は無事終了したのでした。
龍良山のような照葉樹の原始林は、縄文時代の西日本ではごく普通に見られましたが、人間の耕作活動などにより現在ではほぼ全滅状態とされています。
文明社会によって失われた、森の神々が棲む「縄文の森」を味わってみませんか?
と、まとめたところで~。
ペースがゆっくりだったので歩き足りない協会トレッキング部Aと私は、観光担当フナメンを誘い(ちょっと微妙な表情でしたが)、イベントで使えないか検討中の大鳥毛山(おおとりげやま)と無名山の三角点を目指しました。
(トレッキング・ハイでだいぶ馬鹿になっていたものと思われます)
低木が多く、なかなか雰囲気がよいのです。
龍良山や内山盆地を一望できます。
翌日白嶽にも登った猛者A(奥)と、ばてている観光担当フナメン(がんばりなさい)。
大鳥毛山の南東に、三角点がある無名山があり、その手前に印象的な白い大岩があります。
「あの岩、何やろ?」
「UFOの発着場」
「名前つけようか」
「内山ロック」
「センス無え~」
「おれ、やったっす!!」みたいな空気をかもし出そうとしてるけど、たいして歩いてないぞ(-_-;)
周辺は草むらで、お弁当スペースがないのが残念。
ちなみに三角点は4等でした。
少し戻って、大鳥毛山へ。
「下にお弁当スペースはあるけど、眺めは三角点の方がいいね」
「三角点で眺望を楽しんで、ここの広場でお弁当、かな」
「ツツジも多いので、春も楽しいかもね」
大鳥毛山入口~(400m)~大鳥毛山・無名山分岐点
分岐点~(300m)~無名山
分岐点~(400m)~大鳥毛山
計2.2km
場所はこちら。
>>Googleマップ(大鳥毛山)
「あ、カヤが多かったので、ダニとかついてるかもね」
「まじっすか?!」
「早く言え!」
龍良山トレッキングと、大鳥毛山ルート調査の1日でした。
大鳥毛山は歩きやすく展望・雰囲気がいいのですが、トレッキングルートとしてはほぼ無名で案内板などもないので、今後活用していければ、と思います。