今里小学校・阿連小学校の白嶽登山について
こんにちは、局長Nです。
今年も残すところあと3週間ほどになりましたが、引き続き10月のイベントのご報告です(^^;)
10月24日(金)、今里小学校(対馬市美津島町今里)と阿連小学校(厳原町阿連)の子どもたち合同の秋の鍛錬遠足で、九州百名山のひとつ「白嶽」(しらたけ。国指定天然記念物)に登るとのことで、ガイドとして参加しました。
当協会は「対馬観光ガイドの会やんこも」の事務局を受け持っており、島内の学校の歴史散策・軽登山などのガイドも行っています。
対馬は、魏志倭人伝・古事記・万葉集などにも登場する悠久の歴史と多数の文化財、国指定特別史跡、ツシマヤマネコなどの貴重な大陸系生物や珍しい野鳥、国指定天然記念物の原始林(が島内に3つも!)などなど、歴史と自然の宝庫です。
が、それらに触れる機会がないと、島内外で対馬のことを聞かれても「何もないよ~」と答えてしまうという残念なことになります。
観光物産協会としては、子どもたちに島の素晴らしさを伝え、島外からお客様が来島された際に、自信をもって案内できる体制を築き、将来の宣伝マン・ガイドになってほしいなあ、と考えているのです。
さて、前置きは置いといて(-_-)//
今回は2つの小学校の合同行事なので、まずは自己紹介。
ちびっこたち、かわいいです(^^)
友達と協力しながら体を鍛え、山に親しんでもらい、対馬の自然・生き物について学ぶことが今回のテーマです。
途中の休憩スペースで、対馬の植生の不思議と、なぜツシマヤマネコなど氷河期の生物が生き残っているのか、説明をしました。
できるだけわかりやすく話したのですが、覚えてくれてるかな?
山頂近くはかなりの傾斜ですが、体の重い大人よりも、子どもたちの方が機敏です。
先生方のほうが「登れるかな・・・」「明日、筋肉痛、確定(ぜえ、ぜえ)」と。
山頂近くの広場にて。
「疲れたー!」「楽勝!」
さすがに回復も早いです。
1年生がいることもあり、山頂は岩盤が露出して危険なので、今回は「岩のテラス」まで。
「岩のテラス」は、眺めのいい絶好のお弁当スペースです。
山頂は狭く、突風が吹くこともあり、他の登山者も利用するので、昼食はここがオススメ。
岩のテラスから見た山頂はここ。
今度、少人数の時に登りましょう(^^)
エヌの世界 > トレッキング > 白く輝く霊峰 白嶽
帰路は、意外なことに、高学年や大人より低学年の下山スピードがかなり早かったです。
体の重さも関係しているんでしょうね。
「1年生、早すぎ!」
「楽勝、楽勝! 山歩き、楽しい」
登山口にて記念撮影。
事故・怪我もなく、天候にも恵まれ、楽しい1日となりました。
参加してくれた子どもたち、先生方、保護者のみなさま、お疲れ様でした。
ありがとうございました<(_ _)>
山は危険な場所ですが、多様性に満ち、日常から解放され、新たな自分と自然の素晴らしさを確認できる場でもあります。
島の子どもたちが、この島の魅力を楽しく案内できる日がやってくることを願いつつ。
職場に帰ったら、久々の山であんたが一番楽しかったやろ? と言われました。
その通り!