対馬シーカヤックフェスタ2013 愛と寛容を知った日
こんにちは、今年のシーカヤックフェスタで濡れ衣(ぬれぎぬ)を着せられ、人柱としてあやうく海に沈められるところだった局長Nです(-_-;)
前日の準備は快晴。
「いやー、安心したばい。Nさん、明日、変な能力を発揮せんでくださいよ」
(フェスタ事務局・対馬市観光担当「よりぼー」)
当日早朝に強い雨が降ったものの、その後は空も明るくなり、開会式もいい雰囲気で進行。
「浅茅湾は対馬の宝。自分も漕ぎたかったけど、昼前から出張。悔しいですっ!!」
と、財部(たからべ)市長(^_^;)
「今日1日、楽しんでください!」(フェスタ事務局・よりぼー)
子どもたちもテンション高めで楽しそうです。
まずはパドル操作の練習のはずが、にわかに空が曇り始め・・・。
豪雨。
ヤフーの「過去の天気」でも晴れなのに。
お前のせいだ、と言わんばかりの関係者の視線。
ああ、中世ヨーロッパの魔女狩りもきっとこんな雰囲気のなかで始まり、無実の人々が犠牲なったのだ、と実感。
こんちくしょう!(-_-#)
さて、晴れると美しい海面も、曇天の下ではグレー。
それでも参加者の皆様は、無人島でお弁当をいただき、楽しそうでした。
この時期、浅茅湾(あそうわん)内でよく見かけるハマボウ。
ハイビスカスの仲間で、対馬ではイソツバキなどとも呼ばれる美しい花ですが、日本各地で数を減らしています。
多肉植物のツメレンゲ。
乾燥・塩分・強風という海岸の過酷な環境に適応し、岩肌にへばりつくように葉を広げていますが、秋の終わりには白い花を咲かせます。
秋に青い花を咲かせるダンギク(の葉のみ)。
本土では非常に珍しいのですが、対馬ではいたるところで見ることができます。
9月末にはダンギク観察トレッキングのイベントを予定しています。
本土ではかなり珍しい花々を、ごく普通に見ることができる自然豊かな国境の島・対馬。
この環境を大切にしていきたいと思います。
2年前のフェスタでは、強風・波浪のなか、3艇が転覆するという通常のツアーでもありえない惨状が起きましたが、その時転覆した対馬市CATVのSさんも今回は楽しそう。
ちなみに昨年のフェスタでは、海上で雷雨に見舞われるというありえない惨劇が発生しました(-_-;)
今回は、カヤックのガイドである対馬エコツアーチームと対馬カヤックスチームの2グループに分かれてツーリングを楽しみました。
「対馬エコツアー」の上野さんから説明をうける参加者の皆様。
青空!
が、海に出るとまた豪雨(-_-;)
こうして、局地的な豪雨に見舞われた対馬シーカヤックフェスタも、無事終了したのでした。
艇を陸に引き上げ・・・。
閉会式はみごとに晴れ(-_-;)
「対馬カヤックス」の岩永さんの乗用車にカヤック4艇。
運搬もなかなか大変なのです。
艇の洗浄スタッフ。
縁の下の力持ちによって、イベントは支えられています。
参加者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。
ありがとうございました!
さて、今回のイベントで学んだこと。
協会がらみのイベントの99%は、雨で出来ています。
最初から雨だと思っていれば、腹も立たず、万が一の晴れにも心から感謝できるはずです。
大切なのは、愛と寛容です。
怒りや憎しみ、責任転嫁は不幸を増やすばかりです。
自分も雨男・雨女・雨ニューハーフなのかも知れないという想像力と思いやり、愛と赦(ゆる)しだけが、イベントを雨から救うのです。
雨の責任が100%事務局のよりぼーと協会のフナメンにあるとしても、広い心と思いやりで、赦してあげてください。
彼らは何も知らないだけなのです。
私も彼らを赦そうと思います。
来年もきっと、雨です。
おまけ。
夕方からは、メイン会場の隣の温泉・飲食施設「湯多里(ゆったり)ランドつしま」で、スタッフの反省会をかねた対馬自腹バーベキューフェスタ。
丸1日、雨と潮風と直射日光にさらされたので、新鮮な魚介類とお肉と野菜、ビールと対馬唯一の醸造所「河内酒造」の地酒がおいしゅうございました。
来年も懲りずに参加してくださいね。
(おそらく雨ですが)