地蔵盆

地蔵盆について

2021/07/13対馬の歴史

 こんにちは、夏休みに入って子どものラジオ体操のため、起床時間が6時になった局長Nです。

 夜型人間にはつらい夏休みであります(-_-)zZZ

 さて、明日、7月24日(木)は「地蔵盆」(じぞうぼん)です。

 おもに厳原(いづはら)中心部で行われている伝統行事なので、島民でも意外と知らない人も多いのですが、じつに味わい深いお祭りなのです。

地蔵盆2

 対馬市厳原町の中心部は、対馬藩10万石の城下町で、江戸時代の石垣などが多く残されており、その狭い路地には30を越える(らしい)お地蔵さまが祭られています。

 7月24日は、子どもの守り神・お地蔵さまの晴れの日。

 昼のうちから、地蔵さまの周辺の家の人々が、お地蔵さまを綺麗に洗い、紙飾りやちょうちんなどで飾りつけをします。

 夕方になると、浴衣を着て、賽銭を握りしめた子どもたちがお地蔵さまをめぐり歩き、お賽銭と引き換えにお菓子をもらいます。

地蔵盆3

 十八銀行の駐車場にもお地蔵さまがあります。

 風船すくいなど出し物もあり、いつもにぎわっています。

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十王小路(じょうしょうじ)付近はこんな感じ。

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 主人公はちびっこたちです。

 写真ではなかなか伝えられませんが、情緒ゆたかで、風情たっぷり。

 子どもはもちろん、大人にとっても、ひじょうに印象的な想い出ぶかいお祭りなのです。

地蔵盆6

 地蔵盆そのものは、江戸時代初期に京都など近畿圏で生まれたお祭りのようですが、いつしかこの国境の島の城下町でも行われるようになり、いまに受け継がれています。

 ぜひ、参加していただきたいです。

 当協会(Googleマップ)に、お地蔵さまの位置を記したまち歩き地図もあります。

 あ、参拝のさいは、お賽銭を忘れずに(^^)/