聖地巡礼「ブラタモリ 対馬編その1」について
こんにちは、ブラタモリ対馬編その1が放送され、冷や汗をかいているエヌです。
観光協会という仕事柄、雑誌やテレビに出ることはあるのですが、ブラタモリは7月はじめから取材協力を行い、8月下旬にロケ(タモリさんご来島!)、編集に1ヵ月、という長丁場でした。
子どもの頃からテレビで見ていたタモリさんが目の前にいらっしゃって、不思議な感じでした。
ブラタモリ 対馬(前編) 聖地巡礼(ロケ地紹介)
さて、ブラタモリ対馬編その1に登場した場所を紹介します。
※以下の地名紹介では、「長崎県対馬市」を省きます。 例 「長崎県対馬市上対馬町鰐浦」→「上対馬町鰐浦」
韓国まで約50km
韓国展望所(上対馬町鰐浦)
オープニングは、韓国・釜山まで49.5kmに位置する韓国展望所です。
気象条件に恵まれれば、夜景はもちろん、日中でも釜山のビル群が見えることもあります。
撮影本番でははっきりとは見えまぜんでしたが、ロケハン時には韓国がはっきり見えていました。
韓国展望所 〒817-1723 長崎県対馬市上対馬町鰐浦998 Googleマップ
魏志倭人伝
三根の海辺(峰町三根)
「魏志倭人伝に描かれた対馬」を体感するために訪れたのは、峰町三根の海岸です。
〒817-1301 長崎県対馬市峰町三根 Googleマップ
三根の水田(峰町三根)
ちょっと移動して、水田が広がるのどかな風景へ。
お墓の近くにあったのは「艫綱石(ともづないし)」
かつてここは海岸で、船を係留するための艫綱を結ぶための石と伝えられています。
近くの山辺(やんべ)遺跡(発掘調査後、埋め戻しています)からは大量の土器などが出土しており、魏志倭人伝の時代の対馬の中心地だったと考えられています。
艫綱石 〒817-1301 長崎県対馬市峰町三根 Googleマップ
浅茅湾(あそうわん)
烏帽子岳(豊玉町仁位)
対馬の中央に広がるリアス海岸「浅茅湾(あそうわん)」を一望できる展望所です。
浅茅湾は、日本と大陸をつなぐ古代航路の拠点であり、その存在が、対馬、ひいては日本の歴史に大きな影響を与えることになります。
烏帽子岳展望所 〒817-1201 長崎県対馬市豊玉町仁位 Googleマップ
西漕手(にしのこいで)(美津島町小船越)
対馬海峡と浅茅湾を結ぶ狭い陸橋部にある「西漕手」は、遣隋使・遣唐使(初期)の時代にも使われた古代の港です。
小さな船は陸揚げして陸峡部を越え、大きな船は人と荷物を別の船に移して航海を続けたと考えられています。
地名・文字通りの「船越」の役割を果たしていたのです。
西漕手 〒817-1101 長崎県対馬市美津島町小船越 Googleマップ
浅茅山(あさじやま)
低い山しかない浅茅湾内で、浅茅山はひときわ目立つ山で、航海の目印でした。
防人の時代の烽火があったという伝承があり(遺構は不明)、また大山(おやま)砲台という明治期の幻の砲台跡があります。
浅茅山 〒817-1101 長崎県対馬市美津島町小船越 Googleマップ
金田城(かなたのき/かねだじょう)
7世紀、白村江の戦いに敗れた中大兄皇子(天智天皇)が、国境の島・対馬に築かせた古代山城です。
全国に63カ所しかない「国指定特別史跡」(長崎県第1号)であり、続日本100名城(日本城郭協会)、最強の城(NHK)、アンゴルモア元寇合戦記(マンガ・アニメ)とゴーストオブツシマ(ゲーム)の聖地でもあります。
情報が多すぎるので割愛(汗)
あ、明治には城山砲台が築かれましたが、古代山城→城山砲台、防人→陸軍砲兵部隊に変わっただけで、1200年経過しても、まったく同じ役目を果たしていたことになります。
金田城はいつの時代も、まさに、国防の最前線だったのです。
金田城 〒817-0512 長崎県対馬市美津島町黒瀬(登山口は箕形) Googleマップ
聖地巡礼「ブラタモリ 対馬編その2」について
おまけ
ブラタモリ「を/で」楽しむ対馬イベント
ブラタモリ2週連続放送を記念して、2022/11/5(土)にイベントを開催します!
ブラタモリで(対馬を)楽しむ、ブラタモリを(対馬で)楽しむ、イベントで、午前中にブラタモリ対馬編の概要や撮影裏話?、午後からは第2回に登場する城下町エリアを歩きます。