対馬の昆虫すごいぜ!ツシマヒラタクワガタについて
こんにちは、対馬には日本最大(最長)のツシマヒラタクワガタが生息しており、この夏も取材協力などのついでに日本記録を達成できないか、キョロキョロしているエヌです。
あ、職場(対馬観光物産協会)では、誰がより大きいクワガタを発見できるかの競争(名付けて、ツシマヒラタクワガタ・ダービー)が激化しています(^^;)
いまのところ、75~76mmくらいが今年の最大サイズ。
日本記録は80mm超なので、なかなか難しいですね。
さて、対馬には本土と共通種であるカブトムシやノコギリクワガタが生息し、ほかに対馬亜種であるツシマヒラタ、チョウセンヒラタ、固有種のキンオニクワガタなどが生息しており、ツシマヒラタを一番よく見かけます。
(ノコギリの方が珍しい)
カブトムシ・クワガタが集まるクヌギが対馬には自生しないので(シイタケ原木用に植樹されていますが)、アカメガシワやコナラなど、樹液が出ている木を地道に見て回ると・・・
こんな感じで見つかります。
↑クヌギの木があれば、こんなちょっと気持ち悪い感じにも(^^;)
同じ樹でも年によって樹液が枯れたりするので、バナナをセットすると比較的簡単に、カブトムシやクワガタを観察できます。
熟したバナナをちょっと潰して皮ごと網に入れ、木に結び付けておくと・・・
甘い香りに誘われて、1~2日後くらいにはこんな感じに。
>>ツシマヒラタクワガタ・中サイズ(対馬市美津島町)(エヌの世界YouTube 2021/07/15)
バナナが無くなったら、袋や紐などはしっかり回収するのがマナーです。
カブトムシもクワガタも夜行性なので、基本的には夜によく観察できますが、ムカデやスズメバチ、ツシママムシなどの危険もあるので、長靴を履き、手袋もあった方がよいと思います。
クワガタは越冬する場合もありますが、カブトムシは寿命が短く、大事に育てていても、だいたいひと夏で死んでしまいます。
また、クワガタは地域差(亜種)があり、近年は外国産のカブトムシ・クワガタによる遺伝子汚染(雑種)も問題化しており、飼育する場合は最後まで面倒をみてあげてくださいね。
この夏も、目指すぞ!日本記録!