オオワシ

対馬の野鳥情報について(2013/4/22)

2021/07/13対馬の自然

 こんにちは、局長Nです。

 2013/4/21(日)、快晴の対馬に、神奈川県からバードウォッチングのお客様が3名いらっしゃいました。

 以前よりお問い合わせをいただいており、この日は以前ブログでも紹介しました「対馬野鳥の会」の観察会が行われていることもあって、最新の情報をお届けするため対馬空港に向かいました。

 お話を伺うと、「3年前からどうしてもヤツガシラが見たくて、あちこちに行っているがなかなか見られない、今回は野鳥専門の旅行会社ワイバードの方から対馬の情報を得て、意を決して対馬に来た」とのことでした。

ヤツガシラ

 ヤツガシラ。

 ヤツガシラなら対馬では激レアではないので大丈夫だと内心ガッツポーズをしながら、兄(対馬野鳥の会事務局)に電話すると、午前中に観察された、とのこと。

 お客様に状況をお伝えして、兄につなぎ、レンタカーをお見送りしました。

白嶽

 対馬空港から見た九州百名山・白嶽(しらたけ)。

 前日の雨で空気が洗われ、この日は今年最高の天気。

 対馬は面積の89%を森林に覆われており、新緑の若葉の生命力は半端ではありません。

 どこかに(山とか)行きたかったのですが、小2と幼稚園の子どもの家庭訪問が近いので、嫁と家の掃除をしつつ連絡を待っていると(^_^;)、数時間後、兄から「無事ヤツガシラを観察できた。3年越しの念願がかなって、大感激されていた」との連絡が入りました。

 「奇跡のバードウォッチング」が成立した瞬間でした。

 ヤツガシラは、多くのバードウォッチャーが憧れる野鳥で、対馬では毎年確認されていますが、関心がなければその存在にすら気付きません。

 対馬には大きな価値を持つ観光資源が無数にあり、それをうまくお客様のお手元にお届けする情報発信・マッチングの大切さを再認識した1日でした。

 今回の観察会の様子は、こちらから(兄が毎週情報をお届けしています)。

 そして!

 おそらく5月に入れば、ヤツガシラ以上に人気がある「あいつ」が出現するはずです。

ヤマショウビン

 バーダーの憧れ! ヤマショウビン!

 毎年確認されていますが、島が大きいので、巡り逢うのはなかなか大変なんですが(^_^;)

 今週土曜にも、長崎県対馬振興局主催の探鳥会が開催されますので、関心を持たれた方は、お問い合わせください。

 ちなみに土曜日は事務所当番で、日曜日はそんな感じで過ぎてしまい、夕方、退屈そうにしていた長男に「本屋でも行こうか?」と言うと、「行ったことがないので、ボーリングに行きたい」というまさかの返事。

 バタバタと準備をして、対馬唯一のボーリング場に行き、帰ってきたら21時。

 ある意味、休日らしい休日になりました(^_^;)