「歴史街道」8月号(『聖なる地』にお参りしよう!-全国神社マップ)について
こんにちは、局長Nです。
歴史専門雑誌「歴史街道」(PHP研究所) 2013年8月号の第2特集は「神社と遷宮の謎Q&A」です。
今年は伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮が重なる60年に1度の年で、神社関係の特集は多いのですが、なぜ「歴史街道」を取りあげたかと言いますと・・・。
「『聖なる地』にお参りしよう!-全国神社マップ」(P84~85)に、日本全国の有名・強力な神社が掲載されており、九州は宇佐神宮など8社が記載されているのですが、なんとそのうち2つが対馬の神社なのです!
執筆者の鎌田 東二さんのえこひいきに大感謝!(殴)
ちなみに2社は、和多都美(わたつみ)神社と、阿麻テ留(あまてる)神社。※テ=「氏」の下に「一」
地元の人もあまり知らないのですが、アマテル神社は実はすごい神社なのです。
※参考: すごさを伝えようとして、途中で力尽きた前回のブログ↓
当ブログでもしつこくお伝えしていますが、対馬は平安時代に朝廷が作成した延喜式に記録された官社(式内社)が九州で一番多い神々の島。
表と地図になっており、わかりやすいです。
以下、引用。当ブログでしつこく、しつこく(殴)、お伝えしてきたことが、客観的に説明されています。
P91
「たとえば薩摩国全体で延喜式内社は二座しかありませんが、対馬には二十九座。壱岐にも二十四座あるのです。さらに目に付くのは伊豆の九十二座です。
これが意味することは何か。伊勢と出雲が日本を鎮護するための「内堀」のようなものだとすると、「外堀」が伊豆と壱岐・対馬だったのではないでしょうか。」
中略
「一方の壱岐・対馬には、月讀神社・阿麻テ(※)留神社など月神・日神が祀られています。「陽」の伊勢の先に、神々が荒ぶる伊豆があり、「陰」の出雲の先に、月の神や日の神を祀る壱岐・対馬がある。やはり神社の数が示す通り、伊豆と壱岐・対馬は国家鎮護を考えるうえで重要視されるべき土地だった・・・。このように神社分布から、色々想像してみるのも面白いものです。」
※「テ」は氏の下に一。
「歴史街道」は書店でもよく見かける歴史関係ではメジャーな雑誌です。
8月号を手に、ぜひ、対馬にお越しください<(_ _)>
あ、島津特集のP62に、対馬の初代藩主「宗 義智」(そう よしとし)もちょっぴり登場しています。
「歴史街道」
2013年8月号
発行 株式会社PHP研究所
発売日 2013年7月5日
価格(税込) 630円
【おまけ】
先日、創刊されたばかりの九州の登山専門誌「のぼろ」(西日本新聞社)の情報をお届けしましたが、ダメモトでアタックしてみたら、昨年対馬にアウトドアモニターでお越しいただいたMさんが編集部に就職されていました。
奇遇にビックリ(@_@;)
美術手帖、BIRDERもよろしくお願いします<(_ _)>