姫神山砲台

「国境の島 歴史秘話・対馬学」について

2021/07/13対馬の歴史,対馬楽講座

 こんにちは、先週末、2013/8/8(木)~8/9(金)に開催された「壱岐対馬プレスツアー」(主催:長崎県東京事務所・大阪事務所)の観光プレゼンテーションの後半、スタッフの「やめとけ!やめとけ!」の視線を無視して、「対馬要塞」編を強行した局長Nです。

 ※プレスツアーとは、新聞・雑誌などのメディア対象のモニターツアーのことです。

 結果 → 一部のライターさんは食いつき、他のライターさんはドン引き(-_-;)

 さて、国境の島・対馬は、面積の89%を森林に覆われた自然豊かな島ですが、魏志倭人伝や古事記などにも登場する悠久の歴史を誇る島でもあります。

 日本本土と朝鮮半島・大陸との重要な中継地であった対馬が存在しなければ、日本の歴史は今とはまったく異なっていた可能性が高いのです。

 ただ、「歴史」というと難しいイメージがあり、敬遠してしまうのも事実。

・対馬に住んでいるけど、対馬のことをよく知らない・・・。
・島外の友達が遊びに来たときに案内して、「対馬っておもしろい!」と言われてみたい・・・。

 そんなあなたに、
 対馬の悠久の歴史を、わかりやすく、楽しく学ぶ講座を開催いたします!

 お知り合いにお声がけの上、お気軽にご参加ください<(_ _)>

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歴史講座 国境の島 歴史秘話・対馬学」
キャッチフレーズは「やすからん面白さでござる!」

開 催 日: 平成25年8月28日(水)~10月9日(水)の期間の毎週水曜日
開催場所: 対馬市交流センター3F(対馬市厳原町今屋敷661-3)
開催時間: 19:30~21:00
受 講 料: 無料。ただし、テキストとして、「旅する長崎学12 対馬 朝鮮外交への道」(長崎文献社)600円をご購入いただきます。
締  切: 平成25年8月23日(金)
主  催: 対馬観光物産協会

※ 初回8/28(水)に講座全体の説明をいたします。
※ テキストは各自購入していただきますが、初回に600円を準備していただければ、一括で注文します。
※ 全7回すべてに出席する必要はなく、途中参加も可能ですが、資料の準備等のため、事前にお申込みをお願いします。

平成25年8月28日(水) 第1回 「歴史秘話・対馬学講座と対馬の歴史の概要について」
今後の講座の説明と、古代から近代までの対馬の歴史の概要をスライドでご説明します。
案内 対馬観光物産協会 西 護

9月4日(水) 第2回 「秀吉から家康へ、戦乱と平和の200年」
秘話 「激動する日朝関係。対馬史上、最大の外交スキャンダルとは?!」
講師 長崎県立対馬歴史民俗資料館 山口 華代 氏

9月11日(水) 第3回 「大和朝廷の国づくりと対馬の古墳」
秘話 「壱岐の古墳は丸いのに、対馬の古墳はなぜ四角?」
講師 対馬市教育委員会文化財課 尾上 博一 氏

9月18日(水) 第4回 「古代山城・金田城と防人(さきもり)」
秘話 「国境守備兵・防人の詩が、涙なしには読めない理由」
講師 対馬市教育委員会文化財課 田中 淳也 氏

9月25日(水) 第5回 「元寇と倭寇、海の狼たちの攻防」
秘話 「佐須浦の激闘! 高麗王朝を滅ぼした倭寇の正体とは?」
講師 対馬市教育委員会文化財課 村瀬 達郎 氏

10月2日(水) 第6回 「長崎歴史文化博物館 特別展『対馬藩と朝鮮通信使』」
秘話 「長崎市で開催される対馬の特別展について」
講師 長崎歴史文化博物館主任研究員 深瀬 公一郎 氏(予定)

10月9日(水) 第7回 「日露戦争と対馬の運命について」
秘話 「大国ロシアとの決戦。その時、対馬では何が起こっていたのか?」
講師 対馬観光ガイドの会やんこも 小松 津代志 氏
※第7回のみ、会場を第3会議室に変更する予定です。

島内研修・島外研修
9月15日(日) 「歴史観光現地巡検バスツアー」
バスによる島内の歴史観光地めぐりを実施します。

11月2日(土)~11月3日(日) 「長崎歴史文化博物館 特別展『対馬藩と朝鮮通信使』」
長崎歴史文化博物館で開催される特別展を見学する島外研修(一部旅費補助を予定)を実施します。

対馬歴史検定
平成26年1月12日(日) 講座と研修内容をもとに、対馬歴史検定を実施します。

~対馬観光物産協会より~
 古来より海上交通の要衝であった対馬は、魏志倭人伝などの大陸の文献および古事記や日本書紀、万葉集など我が国の古典にも登場する悠久の歴史を誇る島であり、元寇や倭寇、朝鮮出兵と朝鮮通信使、幕末から日露戦争にいたるまで、日本という国家がどのように成立し、外国とどう関わってきたかという交流と緊張の歴史が刻まれています。

 しかし、対馬の歴史はその奥深さゆえに観光客にはわかりにくい面があり、観光客の満足度を高めるには、対馬の歴史をわかりやすく楽しく案内できる環境づくりと、専門ガイド・市民ガイドの養成が急務となっています。

 数年後には対馬市にも博物館が開館する予定であり、「国境の島に刻まれた悠久の歴史」という素晴らしい観光資源を地域振興の起爆剤として活用し、市民全体で対馬を盛り上げていきたいと考えています。

万松院

(江戸時代、朝鮮国王から対馬藩に贈られた仏具「三具足」(みつぐそく)。対馬市厳原町・万松院 蔵)

金田城

(7世紀に築かれたとされる古代山城・金田城跡(かなたのき)。国指定特別史跡。対馬市美津島町黒瀬)

姫神山砲台

(明治時代の対馬砲台群で最大規模の姫神山(ひめがみやま)砲台。対馬市美津島町緒方)