オヒデリ様神事と対馬唯一のデザイン・マンホールについて
こんにちは、局長Nです。
2017/12/26(火)、対馬市厳原町(いづはらまち)の西海岸・阿連(あれ)地区で毎年(旧暦11/9に)開催される「オヒデリ様」に参加してきました。
名前だけ聞くとちょっと不気味ですが、誰でも参加OKの、柳田國男の民俗学の世界を連想させるような素敵な神事なのです。
神事の流れ、まとめ、昨年の様子はこちら↓
昨年も新人スタッフを連れていきましたが、今年の犠牲者、もとい参加者はこちら。
観光誘客チームのユウ(右)と、島おこし協働隊のゆーみん(左)。
雷命神社でお祓いを受けた子どもたちは先にダッシュ。
背中に御幣を刺した大人たちは・・・
ホラ貝・鐘・太鼓を先頭に・・・
川の上流を目指します!
「これ、どこに向かうんですか?」(ユウ&ゆーみん)
「ひみつ」(私)
どんどん進みます。
まだまだ進みます。
「はい! ここで靴を脱ぐ」(私)
「靴下はセーフですよね?」(ユウ&ゆーみん)
「素足がしきたりです」(私)
「痛っ! いたい! イタタっ!!」(ユウ&ゆーみん)
どこかで見たような光景が再現され・・・(-_-;)
無事、オヒデリ様の祠へ到着。
太陽の女神オヒデリ様は無事、山の祠に戻り、水神・龍神・男神である雷命(いかづちのみこと)の子神を出産します。
対をなす太陽と水(雨)、女と男が和合し、阿連の里に調和と豊穣、平穏をもたらすのです。
その帰り。
「あれ? なんで裸足やと?」(村人)
「(痛い!)しきたり、って聞いた(痛い!)ので・・・(痛い!)」(ユウ&ゆーみん)
「おれ、靴下2枚はいとるよ」(村人)
「昔は裸足やったけどねー」(村人)
昨年参加したスタッフのブラックな笑顔の理由がわかったユウ&ゆーみんでした。
うふふ(-_-;)
阿連は、戦後の食糧難の時代に、対馬の人々がいかに自然を利用して豊かな日々を送っていたかを活写した「対馬の自然」(月川雅夫さん・農文協)の舞台です。
郷土料理「ろくべえ」の原料は、サツマイモを発酵させた「せんだんご」。
パン生地が発酵する時のような酸っぱい香りが漂います。
阿連は、対馬の半農半漁の暮らしの原型を感じる集落なのです。
おまけ!
対馬では、集落で下水道整備を行った阿連にだけ存在する、デザイン・マンホールです。
モチーフは、阿連漁港?
マンホール愛好者をマンホーラー、あるいは蓋女(ふたじょ)といいますが、マンホールカード(発行・下水道広報プラットホーム)の人気もあり、埼玉県川越市で開催されたサミットには3000人がつめかけたとか。
大マンホールに、デザイン・マンホールがはめ込まれたタイプもあるよっ!(もういいわ)
では、みなさま、よいお年を~<(_ _)>
新年、観光情報館ふれあい処つしまは1/3(水)から営業です。
(ふれあい食堂 憩いはお休み)