お城EXPO2020と金田城、新型コロナと観光について
こんにちは、2020/12/19(土)~20(日)に開催された
「お城EXPO 2020」(パシフィコ横浜ノース)
に出展したエヌです。
そして今週は、新型コロナの感染拡大地域から戻ったということで、5日程度の自宅待機(在宅ワーク)中です。
いまのところ平熱で、接触確認アプリのCOCOAも沈黙しているので大丈夫そうなのですが、あと数日は買い物にも行けません・・・(-_-;)
さて、「お城EXPO」は今回5回目(対馬から出展は3回目)ですが、
「対馬に行った/行きたい/行かねばならない(続日本100名城制覇のため)」
という声がもっとも多い(関東なのに!)、誘因力が強いイベントです。
何しろ今の対馬には、
「アンゴルモア元寇合戦記」「続日本100名城」「最強の城」「ゴーストオブツシマ」
というキラーコンテンツが揃っており、かつてない勢いでPRできる!
はず、だったのですが・・・。
新型コロナの感染拡大により、参城者・出展者のキャンセル(ブースにパンフレットを置くだけ)もあり、前夜祭をふくめた3日間での参城者は9,000人、昨年の半分でした。
この状況を考慮すれば、半分「しか」なのか、半分「も」なのか・・・。
そもそも開催することのリスクもあり、主催者側も悩んだでしょうが・・・。
で!
今年の金田城ブースの様子です。
アンゴルモア元寇合戦記の紹介(^^;)
申請すれば物販などいろいろできるのですが(御城印とか)、感染リスクを避けるため出張は1人で手が回らないので、パンフレットの配布と金田城の説明を中心に行いました。
SNSフォローで御城印プレゼントという企画もやったのですが、行列ができて密になってしまったので午後から実施。
Twitterだけでも170件ほどフォローしていただきました。
両日ともお客様が途切れることがなく、写真は撮れず・・・。
他のイベントであればパンフをどんどん手渡しする(しかない)のですが、このイベントでは置いてあるだけの金田城パンフがどんどん無くなり、1800枚がお城愛好者の手に渡りました。
昨年並みの参城者数であればどうなっていたことやら(-_-;)
「金田城(対馬)に行ったよ!」という声も多く、いただいた意見としては、
- 7世紀の石塁の迫力に圧倒された
- 山頂の景観が最高だった
- 古代山城の最高峰だと思う
- 和多都美神社や清水山城など他の観光地・史跡もよかった
といった肯定的な声がかなり多く、その一方、
- 山頂~大吉戸神社ルートが危なすぎる(1件)
- 三ノ城戸で迷いそうになった(1件)
といった安全面の課題も指摘されました。
また、攻城予定の方からは、
- コロナが落ち着いたら行きたい(多数)
- 車の運転ができないので、港・空港から登山口までのアクセスが困難(運転手が見つかったら来島したい)
- 駐車場が狭いという情報があり心配
- ツアーがあれば参加したい(昨年の協会企画のツアーは日程が合わなかった)(3件)
そのほか、
対馬へのアクセスは船だけ、と思っている方がかなり多く(20件くらい)、福岡空港・長崎空港から対馬(やまねこ)空港まで1日4~5便(片道30分)との情報をお伝えすると、びっくりされていました。
船 = 時間がかかる = 遠い というイメージが強いようです。
また、「『世界ふしぎ発見!』(TBS)を見て、他にも魅力的な場所があることを知った」という声も数件いただきました。
「元寇」に興味がある方も多く、「アンゴルモア元寇合戦記」の知名度も高かったのですが、「ゴーストオブツシマ」を知っている・プレイしている人は意外と少数でした(客層・趣味層が違う??)
今秋、対馬で講演を開催していただく予定だった 萩原さちこさん (コロナで中止・・・)ほかたくさんの方とも直接お話ができ、リアルイベントならではの充実した2日間でした。
(1人なので他のブースの見学や挨拶回りはできませんでしたが)
参城された方、出展者の皆様、イベントの主催・運営の関係者の皆様、ありがとうございました!
泣く泣く参加をあきらめた方・出展者も多かったはずなので、来年はいろんな心配がない状態で出展したい、と願っています。
で、今回の出張で感じたことなどを以下に・・・。
新型コロナと観光について
感染拡大地域でのイベント参加ということで、アルコールスプレーやシート、眼鏡・帽子・マスクなど完全装備(もはや変装!!)で出展しましたが、数千人規模のイベントで、発症・発熱したら飛行機に乗れない/検査のため現地に拘束される、島にコロナを持ち帰る危険性がある、などかなりのリスクを感じました。
逆の立場(対馬への観光客)だったら、対馬訪問時に発症・発熱すると飛行機に乗れない/帰れない、になるので、簡単には「対馬に来てください!」とは言えないなあ、とも。
羽田からの帰りの飛行機も、対馬への団体ツアーの皆さんと一緒になり、完全装備の私と、旅行気分(旅行とはそういうものだからですね)の観光客の皆さんとの温度差を感じました。
パシフィコ横浜からホテルまでの通りや飲食店は若い人であふれており、都市と地方、年齢による差も・・・。
万全のコロナ対策の上で観光客の受入を、という観光地も多いと思うのですが、アクセルとブレーキを同時に踏むのではなく、
コロナが終息してからアクセルを踏む、あるいは、ブレーキを緩和する(コロナの危険度をインフルエンザなどと比較し、隔離ではなくそれ以外の適切な処置にとどめる)、ツアー出発前のPCR検査を義務付ける(結果が出る前に感染する可能性もありますが)、などしないと、観光とコロナの共存は不可能ではないか、と感じた数日間でした。
いや、自宅待機中なので、今もですけどね。
あ、もうひとつ。
リアルイベントの重要性を感じる一方、コロナ禍での限界も実感しました。
コアな情報をネットで発信するのはもともと好きなのですが(オタクなので)、より強固にそれをやっていかねば、と実感しています。
それでは皆様、健康に留意しつつ、よいお年をお迎えください<(_ _)>