トレッキングルート調査(御岳(雄岳)~平岳)
こんにちは、観光担当Nです。
1月15日(日)に対馬市上県町の御岳(みたけ)トレッキングイベントを計画しており、1月6日に下見に行ってきました。
参加メンバーは、厳原支部兼トレッキング担当・筋肉上等のA、対馬野生生物保護センター(通称ヤマネコセンター)のIさんの3人です。
※御岳は「御嶽」(こちらが本来の表記だと思うのですが)とも書きますが、国土地理院の表記に従い「御岳」を使います。
厳原港(いづはらこう)から御岳公園までは、国道382号線を北上1時間45分(対馬空港からは1時間30分)。
御岳公園から国道を少し北上すると右手に登山口への道(舗装道)が見え、そのまま道なりに進むと、乗用車が数台駐車できる程度の登山口に着きます。
>>厳原港~御岳(Googleマップ)
御岳は標高479m。かつては日本最大級のキツツキ「キタタキ」が生息し、現在でもツシマヤマネコなどの珍しい動物・野鳥が生息しています。対馬北部を代表する名山です。
登山口~山頂までの距離は1,520m。高低差は、標高120~479m。
白嶽・有明山・御岳では、こうした案内板が300mおきに設置されています。
低域部はヒノキの植林地で、階段が連続します。けっこうしんどい登りになります。
御岳を特徴づけるモミの巨木群です。モミは日本特産種で、クリスマスツリーのモミはまた別種とのこと。
御岳の山頂近くには島大国魂神社(の拝殿?)がありますが、祭神は不明。
霜柱を踏みしめながら歩くのも、冬山の楽しみのひとつ。
御岳は、ツシマヤマネコを対象とする「御岳特定動物生息地保護林」に指定されています。
いよいよ、山頂間近!
山頂にはいろいろな石像がありました。こちらは修験道(しゅげんどう。山岳信仰)の神である蔵王権現(ざおうごんげん)。
カラス天狗のような姿です。
山頂からは、東側に展望が開けています。
御岳(雄岳)山頂でランチ+コーヒータイムの後、南西方向に延びる平岳(ひらたけ)の尾根を歩いてみました。
倒れた樹木から、垂直に枝が伸びています。不思議な生命力を感じました。
松ぼっくり、ならぬ、モミぼっくりを発見。
平岳の三角点(457.8m)です。
対馬では3ヶ所しかない「一等三角点」(ほかは、厳原町の有明山と豊玉町の観音岳)なので、Iさんと筋肉上等のAに熱くその魅力を語りましたが、反応は「ふーん」(-_-;)
しつこいですが、一等です!
キノコ1号。
キノコ2号。
倒れた樹木は、昆虫などに食べられ、キノコなどの菌類に分解され、新たな樹木を育てる土壌になります。
こうして生命は循環していくのです。
平岳のほぼ中央部にはモミの巨木が多く、よい雰囲気でした。
1/15の御岳トレッキングイベントでは、このあたりまで歩こうと思っています。
南部の山々とはまた異なる、御岳の魅力を再認識した1日でした。
御岳下山後、ヤマネコセンターがある棹崎公園まで足を延ばしました。
日本最北西端の碑(と意味不明ポーズの筋肉上等のA)。
50キロ先は韓国です。御岳山中でも、携帯電話が何度もローミングしてました。
そんな時に気づかず電話すると、韓国経由の国際電話料金になってしまいます(-_-;)
ヤマネコセンターではツシマヤマネコが一般公開されており、生きたヤマネコを見学することができます。
野鳥や植物などさまざまな自然情報も入手できます。