ツシマヤマネコ

トレッキングルート調査(御岳(雄岳)~平岳)

2021/07/13トレッキング

 こんにちは、観光担当Nです。

 1月15日(日)に対馬市上県町の御岳(みたけ)トレッキングイベントを計画しており、1月6日に下見に行ってきました。

 参加メンバーは、厳原支部兼トレッキング担当・筋肉上等のA、対馬野生生物保護センター(通称ヤマネコセンター)のIさんの3人です。

※御岳は「御嶽」(こちらが本来の表記だと思うのですが)とも書きますが、国土地理院の表記に従い「御岳」を使います。

御岳登山口

 厳原港(いづはらこう)から御岳公園までは、国道382号線を北上1時間45分(対馬空港からは1時間30分)。

 御岳公園から国道を少し北上すると右手に登山口への道(舗装道)が見え、そのまま道なりに進むと、乗用車が数台駐車できる程度の登山口に着きます。

>>厳原港~御岳(Googleマップ)

御岳看板

 御岳は標高479m。かつては日本最大級のキツツキ「キタタキ」が生息し、現在でもツシマヤマネコなどの珍しい動物・野鳥が生息しています。対馬北部を代表する名山です。

登山看板

 登山口~山頂までの距離は1,520m。高低差は、標高120~479m。

 白嶽・有明山・御岳では、こうした案内板が300mおきに設置されています。

連続階段

 低域部はヒノキの植林地で、階段が連続します。けっこうしんどい登りになります。

モミの巨木

 御岳を特徴づけるモミの巨木群です。モミは日本特産種で、クリスマスツリーのモミはまた別種とのこと。

島大国魂神社

 御岳の山頂近くには島大国魂神社(の拝殿?)がありますが、祭神は不明。

霜柱

 霜柱を踏みしめながら歩くのも、冬山の楽しみのひとつ。

ヤマネコ看板

 御岳は、ツシマヤマネコを対象とする「御岳特定動物生息地保護林」に指定されています。

山頂前の鳥居

 いよいよ、山頂間近!

蔵王権現

 山頂にはいろいろな石像がありました。こちらは修験道(しゅげんどう。山岳信仰)の神である蔵王権現(ざおうごんげん)。

 カラス天狗のような姿です。

山頂からの展望

 山頂からは、東側に展望が開けています。

不思議な樹木

 御岳(雄岳)山頂でランチ+コーヒータイムの後、南西方向に延びる平岳(ひらたけ)の尾根を歩いてみました。

 倒れた樹木から、垂直に枝が伸びています。不思議な生命力を感じました。

モミぼっくり

 松ぼっくり、ならぬ、モミぼっくりを発見。

平岳三角点

 平岳の三角点(457.8m)です。

 対馬では3ヶ所しかない「一等三角点」(ほかは、厳原町の有明山と豊玉町の観音岳)なので、Iさんと筋肉上等のAに熱くその魅力を語りましたが、反応は「ふーん」(-_-;)

平岳三角点

 しつこいですが、一等です!

キノコ1号

 キノコ1号。

キノコ2号

 キノコ2号。

土に還る

 倒れた樹木は、昆虫などに食べられ、キノコなどの菌類に分解され、新たな樹木を育てる土壌になります。

 こうして生命は循環していくのです。

 平岳のほぼ中央部にはモミの巨木が多く、よい雰囲気でした。

 1/15の御岳トレッキングイベントでは、このあたりまで歩こうと思っています。

 南部の山々とはまた異なる、御岳の魅力を再認識した1日でした。

棹崎公園

 御岳下山後、ヤマネコセンターがある棹崎公園まで足を延ばしました。

最北西端の碑

 日本最北西端の碑(と意味不明ポーズの筋肉上等のA)。

棹崎公園

 50キロ先は韓国です。御岳山中でも、携帯電話が何度もローミングしてました。

 そんな時に気づかず電話すると、韓国経由の国際電話料金になってしまいます(-_-;)

ヤマネコセンター

 ヤマネコセンターではツシマヤマネコが一般公開されており、生きたヤマネコを見学することができます。

 野鳥や植物などさまざまな自然情報も入手できます。