特別座談会「城と対馬」(2024/9/5)の開催について
こんにちは、お盆前に、大分県の 国東(くにさき)半島峯道ロングトレイル をちょこっと(2日間で17kmくらい)歩いてきたエヌです。
国東では、六郷満山(神仏習合)という歴史文化資源を、ロングトレイルという切り口で発信しており、山・歴史・信仰・観光などいろんな点で勉強になりましたが、暑かった(笑)
特別座談会「城と対馬」
さて、対馬にも多様な資源がありますが、最近注目を集めているのが「お城」です。
7世紀の古代山城・金田城(かねだじょう/かなたのき)を筆頭に、戦国末期の清水山城(しみずやまじょう)、中世から宗家の館があったとされる金石城(かねいしじょう)、江戸時代の桟原城(さじきばらじょう)、明治期以降の砲台群も含め、各時代のお城・砲台がよい状態で遺っており、専門家・愛好者から高い評価を得ています。
ただ、対馬のお城の魅力や歴史的背景を、他の地域と比較しながら客観的に学ぶ機会は、そうそうあるものではありません。
また、それらをどうわかりやすく楽しく伝えられるかも、大きな課題です。
そこで!
滋賀県立大学名誉教授・中井均(なかいひとし)先生と、城郭ライター・対馬お城大使の萩原さちこさんのご協力により、
特別座談会「城と対馬」
を開催いたします!(ぜいたく!)
サブタイトル(裏テーマ)は、「語りつくせ!城と対馬の魅力!」です。
特別座談会「城と対馬」
【日時】 令和6(2024)年9月5日(木)10:00~11:30
【会場】 対馬市交流センター3階第5会議室(長崎県対馬市厳原町今屋敷661)
【お申込み】 電話 0920-52-1566(対馬観光物産協会) または >>お申込みフォーム
定員は30名程度です。
特別座談会はどなたでもお申込みできますが、申し込み多数の場合、ガイド育成事業に積極的に参加いただける方を優先します。
>> 金田城を拠点とした島ガイド養成講座について(2024/7/11)
お城とは?
そもそも、「お城」とは何なのでしょうか。
日本のお城は、弥生時代の環濠集落・高地性集落が起源とされ、北海道から沖縄まで広く分布し、その総数は3~5万とも言われています。
信長・秀吉の時代に総石垣で天守閣を備えた、現在知られる形の「日本の城」が誕生しますが、お城は軍事施設・政治施設であり、山・谷・川・海・平地などの地形、土壌・岩石などの地質、また交通の要衝・経済の拠点・防御の容易さなどに応じて築かれるため、同じものは2つと存在しません。
城はその地域の独自性を象徴しており、近年は、城から地域を読み解くことを目的に、お城めぐりを楽しむ人も増えています。
今回の特別座談会では、お城の専門家お二人から見た対馬のお城の魅力についても、楽しく語っていただく予定です。
うーん、
中井均先生×萩原さちこさん×対馬のお城
というミラクルな組み合わせ。
島外でも「お話を聞きたい!」という方は多そうなので、何か考えます・・・(担当のムラピーが)。
講師紹介
中井 均(なかい ひとし)
小学5年生から中・近世の城跡探検をはじめる。米原市教育委員会、長浜市歴史博物館館長を経て、滋賀県立大学教授、定年退職後、同大名誉教授。
専門分野は日本考古学で、特に中近世城館跡、近世大名墓の調査・研究。
(公財)日本城郭協会評議員、全国約30の城郭調査の委員を務める。
大阪府出身。
萩原 さちこ(はぎわら さちこ)
小学2年生で城に魅せられる。日本人の知恵、文化、伝統、美意識、歴史のすべてが詰まった日本の宝に虜になり、城めぐりがライフワークに。
印刷会社、出版社、制作会社、広告代理店等の勤務を経て独立。訪れた城はおよそ2000。
現在はフリーライターとして執筆業を中心に、イベントやシンポジウム出演、講演、テレビ・ラジオなどのメディア出演、講座、アドバイザー業務など行う。
城郭ライター、編集者、株式会社城旅デザインラボ 代表取締役、一般社団法人城組 代表理事。
公益財団法人日本城郭協会 理事/学術委員会学術委員。対馬お城大使。
東京都出身。 >> WEBサイト 城メグリスト