対馬楽講座 第7回「対馬の観光&観光ガイド」レポート

対馬楽講座

 こんにちは、睡魔に襲われながらブログを書いているエヌです。

 記事が対馬楽講座ばかりになってますが、書かないと次の講座がやってくるので書きます!

 12月3日(水)19:30~21:00、対馬楽講座第7回「対馬の観光の過去・現在、そして未来 &目指せ!魂の観光ガイド」を開催しました。

 今年の対馬楽講座は、狛犬・野鳥・昆虫・植物・砲台・お城・大河ドラマなどをテーマとしていますが、今回は「観光」について考えてみました。

 参加者は18名、ありがとうございます!

対馬楽講座第7回「対馬の観光・観光ガイド」概要

【案内】 (一社)対馬観光物産協会 西 護
【日時】 2025年12月3日(水) 19:30~21:00
【会場】 対馬市交流センター3階第3会議室

観光の歴史とスタイルの変化

旅行の起源

  • 旅の原点は「祈り」(巡礼)。
  • 添乗員・旅行業の原型は、熊野詣(平安時代)や伊勢参り(江戸時代)など 。

旅行形態の変遷

  • 明治期の鉄道と旅行会社の誕生から、昭和の「団体旅行」拡大を経て、現在はネット(OTA)普及による「個人旅行」が主流です 。

団体旅行と個人旅行(メリット・デメリット)

  • 団体旅行: 安心・安全だが自由度が低い「規格品」 。
  • 個人旅行: 自由で驚きがある「オーダーメイド」だが、現地情報の不足や二次交通(移動手段)の確保が課題。

対馬観光の現状と課題

国内観光客(日本人)

  • 旅行目的が「一般観光」から「テーマ型(目的型)観光」へ変化しています 。
  • 歴史・聖地: ゲーム「Ghost of Tsushima」やアニメの聖地巡礼、歴史・城郭マニア(元寇、金田城など)の来島が増加しています 。

韓国人観光客

  • 目的の95%が「観光(買い物、食事、ビーチ)」で、日帰りや短時間滞在が多い傾向にあります 。滞在時間の延長や体験メニューの整備が課題です 。

欧米豪・アジアほか

  • 欧米豪などを中心に「Ghost of Tsushima」を目的とした来島が多く、2027年のアニメ化でさらに増加が見込まれます 。
  • 台湾の「お城めぐり(続日本100名城)」も徐々に増えています。

抱えている問題

オーバーツーリズム

  • 単なる「数」の問題だけでなく、地域の文化・習慣への「無理解」による摩擦(観光公害)が問題視されています 。
  • 地域への「愛」と「敬意」が調整力になる可能性があります。

マッチング

  • 「誰でもいいから来てほしい」ではなく、「対馬は誰にとって最高の島なのか」を定義し、適切な客層とマッチングすることが重要です 。

ガイドの種類と役割

ガイドには大きく分けて2つの種類があると定義しています。

観光ガイド

  • 主に歴史や史跡を解説。団体向けで、エンタメ性や利便性を提供し、「語って聞かせる」スタイル 。

インタープリター

  • 主に自然を解説。少人数向けで、自然保護の行動変容を目的とし、教えるよりもゲスト自身の「気づき」を促すスタイル 。

ガイド業務における法的注意(送迎問題)

無許可送迎の禁止

  • 自家用車を使って有償で人を運ぶことは「白タク」行為となり、法律(道路運送法)で厳しく禁止されています 。

許容範囲

  • 無償の送迎や、ガソリン代などの「実費」の範囲内はOKですが、人件費や実費を超える謝礼(任意ではない)を受け取ることはNGです 。
  • 宿泊費や体験料等はサービス内容・料金が明確であり、送迎代との区分が明確ですが、「適切なガイドサービス」(高度な知識・経験・語学力等に基づくガイド)は内容の判断が難しく、法的に問題となるリスクがあります 。
  • 適切なガイドサービス(国・自治体・公的機関等が認定・付与する資格を有する観光ガイドが提供する保有資格に関連するガイドサービス)を提供し、送迎に関する実費(ガソリン代・駐車場代等)を超えない範囲であれば、道路運送法における許可または登録は不要です。

安全と責任

  • 人を乗せることは命を預かることであり、事故時の補償や責任問題(任意保険など)を十分に考慮する必要があります 。

まとめ

  • 講座の最後では、観光の本質を「時間を、充実した人生に変えていくこと」とし、対馬を愛する人を増やして未来へつなぐことが重要であると結んでいます 。

講座資料

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