神社調査について、その2
こんにちは、観光担当Nです。
島内の神社調査・撮影も大詰めを迎え、130社中残るは数社。
神社はほぼ全集落にあるので、島内ほとんどの地区を通過し、残るは、上県町(かみあがたまち)の志多留・伊奈・越高・御園・犬ケ浦です。
その途中、いろいろ面白いものを発見したのでご紹介します。
【不通浜(とおらずがはま)】
対馬市上対馬町豊(とよ)にある、日本神話の英雄神スサノオと神功(じんぐう)皇后の伝承が残る地。強烈な禁忌(タブー)の地なのと、遠いので断念(-_-;)
日本書紀では、出雲(いずも)の神スサノオは、姉のアマテラスと争って高天原を追放され、まず新羅(しらぎ、朝鮮半島)の「ソシモリ」に降ります。
そこが気に入らず、出雲に行くのですが、途中立ち寄ったという伝承地が対馬のあちこちにあり、ほとんどが立入禁止の地や神社になっています。
市役所の豊出身の方に不通浜について聞くと「くれぐれも、絶対に、行かないように」と念を押されました。
行きません(-_-;)
【マナヅル】
対馬市上県町仁田(にた)の田んぼでマナヅルを発見。対馬では毎年ツルの渡りが観察されます。
ほとんどが鹿児島の出水(いずみ)に向かうようですが、まれに群れからはぐれて取り残されます。
冬になるとオオワシなどの大型の猛禽(翼長2m)も姿を現し、島内のバーダーの動きが活発になります。
【デラックス蜂洞】
対馬市上県町鹿見(ししみ)にて、超豪華な蜂洞(はちどう)を発見。
蜂洞は、ニホンミツバチを飼育するための対馬伝統の養蜂箱です。丸太を繰りぬいて作り、フタは板・コンクリートブロック・トタンなどが多いのですが、まさかの瓦屋根(^^)
ニホンミツバチの蜂蜜は年に1回しか採蜜できないため希少価値が高く、また89%が森林である対馬では田畑の農薬もほとんど使われないため残留農薬などの心配も少なく、対馬の特産品として近年大人気です。
秋に蜂洞を開けるとこんな感じです。