対馬博物館特別展「対馬の昆虫-陸橋の島の生物多様性」(4/29-7/30)について

対馬の自然

 こんにちは、毎日の通勤時、新緑に心を奪われているエヌです。

 さて、対馬博物館(対馬市厳原町)で4/29(土)から、開館1周年記念

特別展「対馬の昆虫-陸橋の島の生物多様性」

が始まりました!

特別展「対馬の昆虫-陸橋の島の生物多様性」

 対馬には、国境の島ならではの特徴として、対馬固有種(ツシマカブリモドキなど)、日本系種(ゲンジボタルなど)、大陸系種(アキマドボタルなど)のほか、南方系(琉球・台湾から)などさまざまな昆虫が分布しています。

 今回は、対馬に分布するチョウ・クワガタ・トンボなどの標本約3000点が紹介されています。

 2021年には、日本初記録となったチョウセングンバイトンボ(日本産トンボ205種目)が対馬で確認されるなど、新たな発見も続いています。
※発見者は、境 良朗(さかい よしあき)さん、日下部 満(くさかべ みつる)さん。

 浦田 明夫(うらた あきお)さん、相浦 正信(あいうら まさのぶ)さん、境 良朗さんなど対馬で長年研究をされてきた方の標本に加え、100年前に対馬で調査・採集された佐々木忠次郎コレクションも見どころです。

 外歩きに最適の季節となり、梅雨ころにはゲンジボタル、ツシマヒメボタルが舞い、夏になればツシマヒラタクワガタ(!)などが姿を現し、秋にはアキマドボタルが舞います。

 まずは博物館で対馬の昆虫の概要と多様性を学び、今年は昆虫・生き物観察にチャレンジしてみませんか?

 あ!

 特別展は7/30(日)までなので、夏休みの宿題・自由研究(だいたい後半に焦ってやるやつ)に間に合うよう、お早めに!

 ↑会期、観覧料、休館日などは博物館公式サイトから。

対馬博物館
〒817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷668-2
TEL 0920-53-5100

開館時間 9:30 – 17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週木曜日(木曜日が祝日の場合はその翌平日)

「海の向こうの昆虫たち」(2階講座室)

 2階の講座室では、相浦正信さんの「海の向こうの昆虫たち」(海外の昆虫、無料)が展示されています。

 コレクションを見た娘が、「このカブトムシ、あつ森で見たやつや!」と興奮していました。
 なるほど、実物より先にゲームで知るのね・・・。
※あつ森・・・「あつまれどうぶつの森」(Nintendo Switch)

平坂寛さんとツシマヒラタクワガタについて(2022年)

 昨年、生物ライター平坂寛(ひらさか ひろし)さんに対馬博物館で開催していただいた昆虫講座の様子と、対馬の生き物の動画はこちら!