
ゴーストオブツシマと対馬の神社について
こんにちは、エヌです。
何度もお伝えしているGhost of Tsushima(ゴーストオブツシマ、GOT)についてですが、ヤフーニュースでも取り上げられるなど、注目度はますます高まっているようです。
>>物語もバトルも映像もすべてが一流!『Ghost of Tsushima』とてつもない完成度の極致(Yahoo!ニュース 8/11(火) 17:01配信)
で!
現実の対馬で、GOTで描かれた風景に近いのは、霊峰・白嶽(山そのものが御神体)の周辺だと感じています。
GOTの神社はだいたい断崖絶壁の上にあり、訪問難易度が極めて高いため、Twitterなどでも
「対馬の神社は参拝させる気があるのか?!」
と突っこまれていますが、実際に白嶽山頂近く(雌岳)にある白嶽神社の鳥居などは、ゲーム並みの訪問難易度です。



そもそも対馬の信仰の原形は、建物(神社建築)や祭神に対する信仰というより、神聖な「場」に対する信仰(強烈なタブー意識)だったようです。
天に近い山頂部、海に突きだした岬、人が容易に近づけない無人島などは特に神聖視され、近づくことすら許されないため、遠くから拝む(遥拝する)ために神社(建物)が作られていきました。
本土では、時代が下るとともに、聖地を拝むための装置であったはずの神社そのものが信仰対象となり、本体(山岳など)は忘れられていった印象があります。


対馬の神社は、その背景にある神聖な山岳や広大な海洋などと一体化しており、おおげさに言えば、日本の古い信仰の形態、古神道の源流に触れることができるのです。



GOTの神社をすべて訪問し、コロナが落ち着いたら、対馬の神社を訪問してみてくださいね。
↓ディープな対馬の神社についてはこちら。