アナゴ

取材対応の日々その3(あなごを巡る冒険)

2021/07/13メディア,

 こんにちは、体の成分の70%が「あなご」になりつつある観光担当Nです(^^;)

 1ヵ月半におよんだ、あなご・グルメに特化した取材対応(別名「あなごを巡る冒険」)が終了しましたので、その戦いの記録をお届けします(殴)
 (前回の記事の続きになります)


2012年2月17日(金) あまから手帖取材

 2月中旬、関西の有名グルメ誌「あまから手帖」の編集顧問・門上武司さんに対馬にお越しいただき、対馬かまぼこ店であなごづくしを味わっていただきました。門上さんは、ANA機内誌「翼の王国」にグルメ関係の記事を連載されるなど、多方面で活躍されています。

門上さんと島居さん

 対馬空港から国道382号線を30分北上し、対馬かまぼこ店さんにお邪魔しました。

 門上さん(左)と、対馬かまぼこ店の島居(しまい)さんです。

あなごカツ

 あなごのカツ。

あなご鍋

 鍋用の切り身は、上品な白身。

あなご刺身

 あなごのお刺身。甘みがあり、ふぐ以上との評価もあります。

あなご握り

 定番のにぎり寿司。

あなご寿司

 ん?なんか真ん中が盛り上がってる、と思ったら下にシャリがありました。

 ネタでかすぎ!

対州馬

 帰りの飛行機まで少し時間があったので、あそうベイパークに寄ってみました。

 対州馬と触れあう門上さん。

 「かわいいもんですねえ」

ツシマジカ

 ツシマジカ。なんか、ふてくされているように見えます・・・。

あなご漁船

 万関のあなご船を見学。筒状のものが、あなごカゴです。

万関橋

 3月23日(金)発売予定の「あまから手帖」4月号をお楽しみに。


2月27日(月)~28日(火) 朝日新聞デジタル

上対馬漁協

 朝日新聞デジタルの取材では、まず上対馬町漁協を訪問し、東京や大阪に送られる活魚のあなごを見せていただきました。

あなご活魚

 新鮮なあなごはこんな感じ。

ホクスイ・築城順一郎さん

 上対馬町古里の株式会社ホクスイの築城(ついき)順一郎さん。

 写真がブレるほど、あなごの捌き方が速かったです・・・。

ホクスイ・築城慎一さん

 お兄さんの築城慎一さんは、あなご漁師。

 あなご漁では、1本のロープに1000個以上のあなごカゴ(写真の黒い筒)をつけて100m以上の深海に沈めるのですが、すぐ近くを外国の大型船が航行したり、底引き網にカゴを持っていかれたり、危険な仕事で神経を使うそうです。

対州そば地獄炊き

 上県町佐須奈(かみあがたまち・さすな)の「そば道場あがたの里」で対州そばをいただきました。

2月29日(水) 日刊ゲンダイ

オソロシドコロ

 日刊ゲンダイの取材では、定番の観光地をめぐるはずが、なぜか、2年前に「奇跡体験!アンビリバボー」で話題をかっさらったオソロシドコロを尋ねることに。あまり行きたくないところなんですが・・・(-_-;)

3月2日(金)~3日(土) 夕刊フジ

 夕刊フジの取材リクエストは、明治の近代遺構とグルメというものでしたが、勝手に「対馬砲台群とあなご」と解釈して行程を組みました(殴)

姫神山砲台

 明治時代の対馬の砲台を代表する「姫神山砲台」です。

 「これはすごい・・・」

28cm榴弾砲砲座

 28cm榴弾砲(りゅうだんほう)の砲座跡。

右翼観測所

 右翼観測所です。男性には受けるのに、女性にはこのよさがさっぱり伝わりません。

左翼観測所

 左翼~。

生息掩蔽部

 棲息掩蔽部(せいそくえんぺいぶ)。イギリス風のレンガ積みが美しいです。

万関橋

 万関橋(まんぜきばし)。下を流れる運河は、日露戦争にそなえて明治時代に海軍が開削したもの。

 記者さんは千葉県出身。同じく千葉県出身で、戦時体制最後の総理大臣、日清・日露戦争時代に対馬の竹敷で水雷艇・駆逐艦のボスだった鈴木貫太郎ネタで盛り上がりました。

 先日の大阪でも「坂の上の雲」のネタで大盛り上がりだったのですが、女性にはさっぱり受けません(-_-;)

石焼料理

 夕食は、丸屋ホテルの石焼(いしやき)料理です。

 石英斑岩(せきえいはんがん)という特殊な岩を熱し、その上で新鮮な魚介を焼いて食べる対馬を代表する郷土料理で、熱された石が発する遠赤外線が食材を内部からふっくらと焼き上げ、季節の旬の魚介類や野菜などの素材の味を楽しむことができます。

 石焼は撮影が難しく、何人ものプロカメラマンの挑戦を阻んできました。

 なかなかおいしそうに撮れないんですよねえ(-_-;)

刺身

 新鮮な刺身。

 先日、大阪に出張しましたが、「刺身三人前」を注文すると、各種三切れずつ出てきました。

 大阪では刺身は貴重品なんだなあ、とびっくりしました。

ヒラマサのカマの石焼

 刺身でいただいたヒラマサのカマに塩をふり、豪快に石で焼きました。

 「今回の取材の目的のひとつが、うまい魚を腹いっぱい食べることでした。目的達成、大満足です」

あなご刺身

 翌日はおなじみ「ももたろう」のあなごの刺身。

 盛り付けの美しさも素晴らしいです。

あなご棒寿司

 あなごの棒寿司。

あなごずくし

 あなごづくし。

 つみれ鍋、ハンバーグ、シューマイ、酢の物、茶碗蒸し、炊き込みご飯、だしはあなごの骨をあぶったもの。

 1月中旬からの取材対応は1ヵ月半におよび、ほぼすべて同行・案内しましたが、3月中から順次、関東・関西の雑誌・新聞・ネットなどで対馬の露出が続くはずです。反響が楽しみです。

 関係者のみなさま、ありがとうございました。

今回の取材先・お世話になった皆様

(有)対馬かまぼこ店
長崎県対馬市豊玉町仁位2090
TEL 0920-58-1662
 >>Googleマップ

(株)ホクスイ
長崎県対馬市上対馬町古里13-3
TEL 0920-86-4910

丸屋ホテル
長崎県対馬市厳原町国分1409
TEL 0920-52-1970

まほろばの里 ももたろう
長崎県対馬市上対馬町古里1-2
TEL 0920-86-3907
 >>Googleマップ
※完全予約制です。事前にご予約をお願いいたします。