対馬砲台群を歩く 「上見坂堡塁(かみざかほうるい)編」
こんにちは、対馬探検隊 要塞部員その1こと観光担当Nです。
ブログを移行したら記事下に「ツイートする」「いいね!」のボタンが現れましたが、要塞ネタで誰が押すのか不安に思いつつ、前回の砲台調査の続編をお届けします。
姫神山の撮影を終えた我々は、そのまま厳原町の上見坂(かみざか)公園へ。
ここは浅茅湾を一望できる展望所として人気がありますが、その裏側を徒歩数分・・・。
日露戦争前に建造された上見坂堡塁(ほうるい)が出現!
熱心に写真を撮っている(自己撮りも多いけど)のは、要塞部員その2ことSです。
かなり広い兵舎跡。通常は弾薬庫などとして利用しますが、臨戦時には兵隊が寝泊りする場所にもなります。
居住環境としてはかなりイマイチな感じですが(-_-;)
便所にたたずむS。左側が小、右側が大らしいです。
砲台周辺の塹壕(ざんごう)の一部です。
砲座跡です。頑丈な基礎に据え付ける重砲(榴弾砲など)とは異なり、カノン砲には車輪がついており、写真の斜面を押し上げて移動できます。
砲台は、海岸付近に現れた艦船などを攻撃するものですが、堡塁は、主に上陸してきた敵から背部の砲台や居住地を守るための防御型の砲台を指します。
上見坂堡塁は上見坂公園内にあるため、車で行くことができ、駐車場・トイレなども完備されています。
砲台初心者の方は最初に訪問してみましょう。
移動はタクシーかレンタカーで、厳原港~上見坂公園は片道約10キロ、対馬空港~上見坂公園は片道約9キロ。
舗装はされていますが、カーブが多いので、安全運転を。
公園からは九州百名山・白嶽、浅茅湾、対馬空港の滑走路などのほか、ツシマジカもよく見かけます。
Googleマップ
>>上見坂堡塁