お城EXPO2024 金田城籠城戦について
こんにちは、端島(通称、軍艦島。長崎市)が舞台ということで注目していた「海に眠るダイヤモンド」(TBS日曜劇場)の最終回(2024/12/22)が頭の中でリフレインしているエヌです。
小学校の担任の先生が端島出身で、先生の故郷は無人島になった、という話が印象に残っていたのですが、
1974年の閉山後は廃墟となり(スパイ映画「007」や実写版「進撃の巨人」のロケ地になり、世界遺産にも認定されましたが)、島の暮らしがどんなものであったのか、気になっていました。
ドラマでは炭鉱の島の暮らしが生き生きと描かれ、あまりにも切ないエンディングでしたが、魂と人生の再生の物語であり、
第1話で「どこに行きたい?」と聞かれて「別にない」としか答えられなかった主人公が、最終回で選んだ職業が〇〇(ネタバレ禁止)だったことに、観光に携わる者として深い感銘を受けました。
さて、長い前置きはさておき・・・。
ドラマが放送された日曜とその前日は、横浜で年に1度の大イベント「お城EXPO2024」が開催されており、対馬から出展しておりました。
お城EXPOは9回目の開催、対馬からの出展は7回目なのですが、今回も移動行程は、対馬空港8:50発→福岡空港9:25着・10:20発→羽田空港11:55着で、横浜までは電車で1時間ほど。
「対馬は(絶望的に)遠い」という印象をもつ方が多いのですが、福岡空港~対馬空港は片道35分×1日5便で、福岡空港は博多駅まで地下鉄で2駅(!)という便利さ。
長崎空港からの空路、博多港からの高速船・フェリーなどの海路もあります。
会場は、パシフィコ横浜(ノース)です。
北海道から沖縄までのお城関係者(観光協会や自治体、民間事業者の方など)が、前日夕方までに準備・会場設営を行います。
横浜といえば中華街。晩御飯ついでに、三国志の蜀の英雄・関羽(関聖帝君)をまつる関帝廟を訪問。
イベント初日の朝、パシフィコ横浜ノースには、すでに長蛇の列が・・・
今回の対馬ブースは2小間(間口6m×奥行3m)で、
向かって左側が観光&お城のパンフレット、
中央に御城印コーナー。元寇750年を記念して、アンゴルモア元寇合戦記バージョンのお披露目です。
右が金田城VR(仮想現実)体験コーナーです。金田城(と、なぜかオメガ塔)を散策することができます。
有料イベントなのですが、開城するとすぐにたくさんのお客様が。
通常の観光イベントは、パンフを受け取っていただくだけでも大変(お声がけをしたり、何かプレゼントをしたり)なのですが、お城EXPOでは、対馬に行った、行きたい、行く予定、という、対馬への熱意を一番感じることができ、パンフレットもどんどん減っていきます。
「続100名城めぐりをしているが、五島と対馬が残るんですよねー。ぜったい行きます!」という声がもっとも多いのですが(笑)
お子様に大人気だった金田城VRですが、金田城ブースに来城された対馬お城大使・萩原さちこさんもノリノリ。
2日間、ほぼ途絶えることなく、たくさんの方とお話することができました。
こうして、一年を締めくくる大イベント・お城EXPOは幕を降ろしました。
事務局によると、2日間のお城愛好者来城数は合計20,754名。
新年につながる、よい締めくくりとなりました。
参加された皆様、運営の皆様、ありがとうございました!
スタッフのみなさん、お疲れさまでした!
金田城への行き方・歩き方については、