真夜中の森の宝石・シイノトモシビタケ、今年も発生しました(2025年速報)

2025/06/12対馬の自然

 こんにちは、光るキノコに憑りつかれているエヌです。

 2025年5月23日、まだ早いだろうな、と思いながら仕事帰りに原始林に行ってみると、もう発生してました!(びっくり)

 対馬では6月に発生するイメージでしたが、平均気温が20度くらいで、一定の湿度になると出現するようです。

 今年お初の光るキノコの写真と、過去に対馬で確認された光るキノコ(シイノトモシビタケ、ヤコウタケ)の記事、光る生き物のブログ記事のリンクを貼りますので、興味がある方はご覧くださいね。

シイノトモシビタケ

 シイノトモシビタケは、光ってない時はとにかく地味キノコです。

 それが夜8時を過ぎて周囲が漆黒の闇に包まれると、こんな感じに。
 新月や雨天・曇天の日がおすすめです。

 照明またはフラッシュを使った通常撮影では、ヒョロヒョロ地味キノコ。

 カメラをマニュアルモードにして、ピントを手動で合わせて、シャッタースピードを30秒とか60秒とかに適当に合わせます。
 月明かりの具合もあるので、何枚か撮影して、最適な設定を探してくださいね。

 キノコは基本的に動かないので、ホタルより撮影しやすく、ハマります。

 ちなみにキノコの語源は「木の子」らしく、腐食した樹木から生えてくるので木の子どもに例えたんでしょうね。
 かつては植物の一種に分類されていましたが、遺伝子的には(植物よりは)むしろ動物に近く、同じ菌類であるカビとの違いは生殖形態である子実体(いわゆるキノコ)を作るかどうか、のようです。

 なぜ光るのかは諸説ありますが、ザトウムシっぽい生き物がくっついていることが多いので、光で呼び寄せ、自らを食べさせて胞子を運ばせているのかも。

 夏の暑さ・乾燥で消失するので、あと1ヶ月くらい楽しめそうです。

 うーん、今年の光るキノコ観察会は、2025年6月21日(土)に開催したいな!と(フライング告知)

5月25日、追加

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