
対馬楽フィールドワーク「オヒデリ様神事」参加者募集について
こんにちは、エヌです。
来週から始まる対馬楽講座シーズン2の資料作成に追われつつ、明日から出張!お城EXPOin肥前名護屋城(佐賀県唐津市)に行ってきます!

さて、対馬にはいろいろなお祭り・神事があるのですが、日本の信仰の源流、対馬の古代の信仰を感じさせるお祭り「オヒデリ様神事」が、対馬市厳原町阿連(あれ)に伝承されています。
詳しい内容は、過去のブログ(2012年)で!
阿連 ~民俗学の世界~
古代の神話的世界
オヒデリ様神事の核心部分は、雷命(男神・雷神・水神・竜神・里の神)とオヒデリ様(女神・太陽神・山の神)という、本来異なる属性(男/女、雨/太陽、里/山)をもつ2柱の神が神事を通して和合し、里に豊穣をもたらす、というもの。
(柳田國男の民俗学の世界そのものです)

雷命が出雲に行く、というのはおそらく江戸時代くらいのからの伝承(出雲御師の影響?)で、本来は、春になると山の神が里に降りて田の神になって稲作・農村を見守り、秋になると山に帰る(山の神に戻る)、という古い農耕儀礼だったのではないか、と感じています。

雷神の属性は、雷が稲を実らせる=稲の夫(つま・妻)である=稲妻という古い信仰を物語り、さらに、海からの来訪神や、水の循環(山→川→海→山)の神話が重なっているのではないか、と。
阿連のすごさ
- 対馬らしい半農半漁の暮らし(ニホンミツバチの養蜂とか、せんだんご作りなど)が残っている
- 古代の占い・亀卜(きぼく)の中心地であった
- 伝教大師・最澄が遣唐使の帰りに漂着した
- 日本最古とされる銀鉱山(古代の坑道)がある
- 「対馬の神道」の著者・鈴木棠三(すずきとうぞう)が「対馬神道のエルサレム」と称えた


対馬の歴史の深さを象徴する、とてつもなく懐が広い地域が、阿連なのです。
(あ、雷命神社だけの特徴的な狛犬もあります!)
神事の特徴

通常、こうした集落の神事は「秘儀」であったり、地域の有力者(=本戸の長男のみ)しか参加できないことが多いのですが、阿連の皆さんはとてもウェルカムで、協会の新人職員の通過儀礼(?)としてよくお世話になっています。
参加の姿勢
今回、オヒデリ様神事への参加を企画しましたが、地域への敬意を払い、神事に参加させていただく、という姿勢で臨みたいと思います。

あ、神事ではホラ貝を吹く必要があるのですが、地区の人も吹けないので、ホラ貝を吹ける人は大歓迎です!
(太鼓を持つ体力がある人も歓迎)

冷たい川底を裸足で歩き(寒い!痛い!→足裏ツボ刺激でポカポカ)、古い民俗学の世界を体験できるオヒデリ様神事に、参加してみませんか?
オヒデリ様神事 令和7年度対馬楽フィールドワーク
【日時】 2025年12月27日(土)
13:00~13:15 受付
13:15~14:00 阿連集落散策 >> Googleマップ
14:00~15:30 オヒデリ様神事
【集合】 阿連地区・漁港周辺(対馬市厳原町阿連)
【参加料】 無料
【装備】 裸足で冷たい川底(小石)を歩きます。動きやすく暖かい服装で。
【実施の判断】 荒天中止の場合は、前日17:00までに連絡します。
お問い合わせ・お申込み
【主催】(一社)対馬観光物産協会
【お申込み】 電話 0920-52-1566
>> お申込みフォーム



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